アルバム・デビュー作にして正統派フュージョンの名作
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カシオペアと共に日本のフュージョン・シーンをリードしてきたスクエアのアルバム・デビュー作。伊東毅がリリコンではなくサックスやフルートを吹いていた頃の作品で,リリコンとは違った魅力の味わい深いサウンドが随所に光る。
マイナー調のキャッチーなフレーズをファンキーに吹き上げる「A Feel Deep Inside」や,思わずステップを踏んでしまいたくなる「The Number」などでは奔放でファンキーなソロが堪能できるし,メロウで落ち着いた雰囲気のバラード「愛は夢の中に」では,郷愁を誘うようなほろ苦いソロが胸に染みる。安藤正容のギターもこの頃はいかにもフュージョン的で,アルバム・ジャケットそのままのサマー・リゾート感覚の「Lucky Summer Lady」では,伊東のフルートも絡んで穏やかで涼しげなサウンドを演出。「Before It's Gone Too Far」では爽やかでブライトなメロディーを奏でている。個人的には宮城純子のキーボードも好きで「A Feel Deep Inside」での流麗でクールなソロ・プレイなどが印象に残る。
発表後30年近く経つが,今も瑞々しさを失わない正統派フュージョンの名盤である。
アルバムジャケットが話題なりました。
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発売当時、アルバムジャケットが女性のパンチラ写真だったが、もの凄く話題なりました。でも色っぽい感じは全然なくて、それはアルバムタイトルでもある#2の曲にも同様に感じられます。お茶目で遊び心があるように思うのです。後に中心メンバーの安藤まさひろ氏がバンドのコンセプトを、「バンド名とはうらはらなヒップでポップなサウンド」と言ってましたが、それはこのデビューアルバムからも充分感じられます。
全曲、夏の浜辺をイメージさせてくれます。でも個人的には真夏よりも初夏に聴くのが好きです。特に#1は、センチメンタルな気分にさせてくれます。でもブレイク前のライブで、当時のキーボードの和泉氏がこの曲を演奏する前に、「深いところで感じる」と紹介したときには、大笑いしました。
夏子
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夏! 美女! 上品で涼しげに仕上げた曲! 気分は夏のリゾートです。
懐かしいのフュージョンです。
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学生時代によく聴いたアルバムです。音もレコードに近く、良かったです。