患者さまが主役
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患者さまの意欲を引き出すにはどうしたらいいか?
患者さまが主役にすることが大切と書かれております。
何事においても、人は自分中心に考えていがちです。しかし「軸」は自分ではなく、「相手に軸」をおいて物事考えることです。
この本には、相手を承認し・アドバイスよりもまず話を聞くことの大切さを、例題を通して説明しております。
失語症や認知症の方へは、また別問題だと思いますが、人とかかわる上での大切さ、自我を捨て軸を相手に物事を考えることの大切が書かれております。
新人や患者さまとの関わりで悩んでいる方はお勧めの本です。
この本などで、かなり患者さまとの関わりで信頼感の向上ができました。
一読すると日常が変わります。
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本書はコーチングの理論、医療におけるコーチング効果のレビューと著者達が数年来tryしてきた結果、そして医療(と教育)での事例で構成されていいます。理論をわかりやすく解説しているだけでなく、リハビリテーション関係者の事例をたくさん載せているので、非常に理解しやすいと思います(理論だけではイメージできず、なかなか実践できないものです)。コーチングと聞いた時は、当たり前に実践していたつもりですが、日常ではほとんどできていないことに気付かされました。多くの医療関係者がそうではないでしょうか?患者さんのより良い帰結のために様々な角度から医療関係者がアプローチをすることはとても有益だと思います。持ち運びもしやすいサイズなので、医療関係者そして教育関係者の皆様一度読まれていは如何でしょうか。
脳出血の患者です。
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私は、2年前に脳出血をした“患者”です。リハビリの際、治療者の立場として見た場合に、どのような観点から患者とのコミュニケーションを取ろうとしているのだろうか、という興味からこの本を手にしました。そして、この本全体を通して分ったのは、“心に余裕のない患者”の心の機微を捉え、いろんな角度から検討して“元気”を与えるようにする“執拗なまでの”努力の必要性です。お互いの「コミニケーション」を前向きに保とうとする努力です。
そこに患者としても相手の気持ちを推し量るちょつとした気遣いが生まれれば・・。そうすれば、お互いが高まっていけると思うのですが。私自身、これからもリハビリは続くけれど、“参考書”として傍においておきたいと思います。
良い本がでましたね
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他科ですが、自分も医師でコーチングを行っています。
読んでみての印象は、限られた掲載内容なのにコーチングスキルに関して実例を通じ上手に説明をしているな、というものでした。実際の医療現場における難しいコミュニケーションをどう行うのか、がうまくそしてわかりやすく書かれており、後半はリハビリのスタッフは必読、と思わせるものでした。
実例を読んでいて「コーチング活用ガイド」なのに心動かされる感じがあったのは、実際の症例に真摯に対応する医療者の立場から書かれているからかな?と推察しました。
コーチングを医療分野に導入しようと思うとき、重要な参考資料になる内容と思いました。
コミュニケーションの重要性
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事例が会話調になっており、分かりやすい内容でした。
患者さん自らのやる気をいかに引き出すか、押し付けではないその会話のやり取りは現場で忘れかけている思いやりを再度見直すいいきっかけになりました。