第1章堂々完結。とは言えちらほらと残念な点も。
★★★☆☆
1作目から一貫したテーマが根底に流れている少年少女向け架空戦史小説。
いかにも確りと構築された世界観に基いて描かれており読み応えがある。
一方、一応戦争を題材にしている割にモブしか犠牲にならない展開には
元々疑問を憶えていたが、今回の作品はそれが特に顕著。
戦争の悲惨さを大いにピックアップする割に
身を切る様な悲痛さが全くと言って足りていない。
特にアシュレイとミグレイの下りは肩透かし感が半端ではなく、
またか、と言う落胆の色を禁じ得ない。
戦争と言うのは綺麗事では無い。と言うのにあっと驚く様な
布石も理由付けも無しに死ぬ筈の人間を生かしてしまう展開は
ファンタジーだと言う事を加味しても不合理。
強いて表現するなら、努力、友情、勝利で構成される少年漫画のノリ。
ストーリーは若干急ぎ気味な節は見られる物の安定しており
各国の要人のキャラクターも上手く立てられている。
引き込まれる点が確かにあるからこそ、残念な点が目立つ。
第一部の完結
★★☆☆☆
「フェンネル大陸偽王伝」シリーズの第7巻。
ようやく第一部の完結である。しかし、なんだか不自然に急いでしまったというか、唐突なラストであり、違和感が残った。
じっくり書き進めたいのか、先を急いでいるのか、良く分からなくなってきた。
それにしても、第二部ではどのような展開を見せるのだろうか。不安の方が先に立つ。
ようやく、序章終わった
★★★★☆
フェンネル大陸 偽王伝 シリーズ完結巻
シリーズ7冊目で、ようやっと序章が終わったw
3冊目あたりで、この作者はきっと誰も死なせないってわかったから、安心して読めた
きれいにまとまりすぎてるって、思うかもしれないけど、でも個人的に読む本はハッピーエンドがいい
時間を割いてまで(お金かけてまで)悲しい思いや、怖い思いはしたくないw
なんだろ?
立場が違えば信じるものもちがって、
片方にとってはそれは、間違いでも
もう片方から見れば、それは間違いとは言い切れない
何が間違いで、何が正しいのか?
最後は涙が出た・・・
泣くような話ではまったくないんだけど
涙が出たことにびっくりした
ただねぇ・・・・
読めない漢字が多いんだよ!!ww
科白、見遣る、仮令・・・・
漢字の勉強にもなります
とりあえず完結編
★★★★☆
そうですよね、これで終わるはずはない。まだまだ謎は沢山ありますから。
予定調和と見受けられるふしもあるといわれる可能性がなきにしもあらずなのですがもともとヒリヒリしてもザラザラしていたわけではないし御都合主義からきているものではありません。
「終焉の詩」ではシスタスによる近隣諸国侵攻の真相があかされます。
いい報せ悪い出来事、切ないですね。
いまもそれが正解だったからではなく重層化された含みによったこの瞬間の状況にすぎません。
とりあえずこの西大陸編にて第1部完結。サチの背景がほんの少しだけチラリと出てきました。