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奔流 (祥伝社文庫)

価格: ¥660
カテゴリ: 文庫
ブランド: 祥伝社
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『奔流』 ★★★★☆
こんな隠れた英雄がいたのかと驚かされた作品です。
混沌とした南北朝時代に燦然と輝く陳慶之の勇姿を楊大眼や韋叡といった歴戦の雄と合わせて存分に楽しむことができました。
あえて不満を言えば、内容が薄く盛り上がり切れなかったことです。
中国は奥深い ★★★★★
史実に基づいた中国の歴史物を扱った田中作品中では、この作品と紅塵が最もエンターテイメント性があり読んで面白い作品だと思います。
主人公・陳慶之は、作家の代表作である銀河英雄伝説の主人公の一人ヤン・ウェンリーと、何となくキャラクターが重なるイメージがあり、田中芳樹ファンにとっては感情移入しやすい作品ではないでしょうか。

日本ではあまり紹介されることのない中国の歴史上のエピソードを発掘している点についても、作家の業績は大きいと思います。
壮大なドラマ ★★★★★
1998年に発売されたハードカバーの文庫版。 

後漢滅亡後、隋の天下統一までの間、様々な国が勃興していく中から北朝の「北魏」と南朝の「梁」の激突を描く戦記物。
主人公である陳慶之は「戦えば勝ち、攻めれば取る」と、後世に不敗の名将と称えられていた。
それは本当に真実だったのか。

六世紀初め、南北朝時代を舞台に、陳慶之にまつわる戦と、その陰に散った男装の麗人との悲恋を描く物語。

壮大な中国歴史小説 ★★★★☆
日本では中国の歴史小説といえば、ほとんどが三国志や水滸伝といった限られたものでしかない。かく言う私も、三国志はお気に入りであってもその他の時代には目を向けようともしていなかった。
ほんの気の迷いで手にした『奔流』。中国の広大な国土と長い歴史の中には信じられないような人物もたくさん存在しただろう。その人物が『三国志』の時代だけに偏っているわけがない。きっと中国の歴史の中には、まだまだたくさんの埋もれた天才たちが存在するに違いない。それを分かりやすく面白く、そして手に取りやすい形で発表してくれた田中氏に拍手喝采。
それにしてもこんな面白い題材が、まだまだゴロゴロしている(らしい)のに誰も書かないなんて、何てもったいないんでしょう。
赤壁を超える大会戦! ★★★★☆
 日本で中国の歴史と言うと、「三国志」か「項羽と劉邦」くらいなものだ。しかし、中国はとても歴史を大切にしてきたお国柄。魅力的な歴史物語は数えきれない程存在する。

 中国の南北朝時代なんて、世界史を必死で勉強している受験生か、よほど歴史好きじゃないと言葉すら知らないだろう。しかし、その時代、関羽や張飛をしのぐ猛将や諸葛亮をしのぐ智将がいた。そして、彼らが赤壁の戦いを超える大会戦が繰り広げていたのだ。考えただけでワクワクするではないか!

 筆者は、こういった物語を発掘し、再構築し、僕らに歴史の面白さを伝えてくれる。次は、どんな面白さを伝えてくれるのだろうか。