就学前の児童を対象としたプレイハウス・ディズニー初の長編作品はアニメ版スペース・アドベンチャーで、オーリーとゾーイーが、ゾーイーの誕生日に陰気な暗黒の力を投げかけると脅すグルーミアス・マキシマスという悪者と戦う。娯楽の侵害者グルーミアスは吸引触手（ぴったりな un-fun-erators（お楽しみ吸引器）という名が付けられている）を使い、町の楽しみをすべて吸い取ろうとする。「笑顔はめちゃくちゃな方がいい感じ、みんなの気分が悪いと俺は気分が良くなる」と彼はほくそえむ。グルーミアスが Glum Beam（憂うつ光線）をオーリーたちの家に放つとみんなは憂うつで退屈になってしまう。笑いの弾幕でグルーミアスの計画を阻むことができるのか。スペース・ボーイはゾーイーの誕生日を救えるのか。この魅力的な74分の映画は愛らしさ（と陽気な音楽）がたっぷりちりばめられており、幼い観客はすぐに Great Defenders of Fun（楽しみ防衛団）の仲間となってオーリーと一緒に奮闘できるだろう。独創的な物語と、幾何学的な形で髪のないこの家族たちが互いを支え合う会話は、この作品がオーリーのファンたちにとってお気に入りの1本になると納得させるのに十分だ。3～7歳向け。（Lynn Gibson）