問題提起としてはOK、でも内容が偏りすぎ
★★☆☆☆
エコを考える問題提起としては十分意味がある。
ただ、書いてる内容は偏りすぎ。
この本に書いてある内容は嘘ではないですが
10のことを100のように誇張しています。
例えばペットボトルのくだり。
ペットボトルが回収されたあとどうなっているかは
ちょっと自分で調べてみればわかります。
この著者のように自分に都合が良いデータだけ示して
レッテル張りをするのはいかがなものかと。
エコ利権は確かに存在し、意味が無いものもあります。
ただ、この著者もエコ利権に巣食ってる奴らと変わりません。
お手軽に世界は変えられる?
★★★★★
エコって問題なく正しいんでしょ?と思っている方に
おすすめの本です。温暖化がいかに利権と結びついて
いるか、そしてエコロジー商品の偽善について解き明
かしていきます。その点、善と悪という二文法では環
境問題は解決できないことがわかります(つい先日も
温暖化によってイギリスのワイン産業の発展が一部メ
ディアで取り上げられていましたが・・)。地球規模
の問題をお手軽に何も考えずに出来ると言うことに対
しての警鐘としても読むことができます。エコロジー
をありとあらゆる面で実践することは不可能なんだ、
という点を理解しその上で利権にとらわれない科学を
理解する必要があることを教えてくれます。
読むほど身につまされる
★★★★☆
私たちは「環境に良いから。」「環境に良いはずだ。」と言われて盲目的に従っているが、本当にその先を考えなくてよいの?という警鐘なのだと思います。大まかに話をまとめるために数値的なことは省略している部分も多く、氏の考え方からいけば読者はそこから検証できないので、はじめは乱暴に聞こえるのですが恐らく真面目に取り組んでいる人ほど耳が痛い話になってきます。リサイクルと節約、二酸化炭素問題と環境問題など、混同による情報の錯綜を整理し、違いを理解することが大切、そして人間らしいゆとりのある生活がエネルギーの節約、つまり本来のエコにつながるとしています。各章若干まとまりに欠けるようにも思いますが、著者は全体としての構造をみて判断すべき、と考えているようで、盲目的に従うエコ生活は税金の無駄遣いでもあり近視眼的に過ぎるという考えが根幹になっているようです。結論として精神面で解決、というのは肩すかしをくらった気もするのですが私たちは確かにムダな負担を受け入れない、というエコも選択できると感じました。
エコの正体
★★★★☆
こちらの本を信じるならばエコというのは誰かのエゴのために作られたブームにすぎないことが良く分かる。政治であれ企業であれマスコミの喧伝することを余りに間に受けて金科玉条の如くエコという言葉を頂くことがないよう気をつけたい。
、、とは言うものの自身の浅薄の知識では検証不能なところがチト悲しい。。
リラックマでおなじみ主婦と生活社から出たゆるやかなエコ本です
★★★★★
つい最近、講談社から類書が出てしまったので、レビューする順番が逆になってしまいましたが。
帯にも書いている通り、出版時で、武田先生が一番判りやすく、と苦労して書かれた本です。
内容は重なる部分も多いですが、そもそも、普段はあまり本を読まなかったり、専門的な科学知識の乏しい(私もですが)家庭の主婦や忙しいサラリーマン、高校生や大学生も読んで、理解してもらわなくては、環境問題はらちがあきませんから。
決して、同一素材を使い回して印税を稼ごうという訳ではないので、武田先生は。
講談社の本では、地球温暖化問題にはほとんど触れていませんでしたが、こちらでは1章を設け、50頁ほどを割いていますので、この問題についてまだ疑ってみた事の無い読者は、是非読んでみて欲しいと思います。
最近もニュースなどで、地球の平均気温が1度あがっただけで、地球の生態系は崩れ、何万種もの生物が死滅する、などと脅かしている学者と尻馬に乗るマスミーディアがありますが、恐竜時代は今より寒かったなんて、だれも思ってやしませんよね。
ペットボトルだって、古ペットボトル含有率○○%のペットボトル、売ってるスーパーありますか?
資源節約でマイバック持ってきて、って呼びかけながらも、コンビニより安くペットボトルを売り、しかも電気をじゃんじゃん使って大型業務用冷蔵庫で冷やして販売してますよ〜
本書で一番のキモは、なんといっても、最後の章「こころ」から考える環境問題、でしょう。
リラックマたち3人が、あんがい、いちばんエコ生活を送ってる人たちだったりして...