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彷徨える艦隊〈5〉戦艦リレントレス (ハヤカワ文庫SF)

価格: ¥903
カテゴリ: 新書
ブランド: 早川書房
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大佐が指揮する戦闘は標準的とはいえません ★★★★★
 彷徨するアライアンス艦隊もいよいよ故郷での決戦を迎えます。先月本シリーズの第1巻彷徨える艦隊 旗艦ドーントレス (ハヤカワ文庫SF)を手にしてから1ヶ月とかからず5巻までたどり着きました。常に手元において少しの合間も惜しんで読み進めました。とにかく先が気になって読むのを止められないのはひとえに作者の筆力によるものでしょう。

 本シリーズの特徴的なのが登場人物の容貌の描写がほとんどないことです。軍隊であることから容貌に関する個性はほとんどないのでしょうが、それでも登場人物の内面描写から自由に容貌を想像できる点はほかの書籍にない楽しみでもありました。

 第5巻はそのほとんどが戦闘場面なのですが、その中でもいくつかの事実が明らかになります。本書で異星人のなぞとシンディックとの戦争の行方など気になる点はありますが、ギアリー艦隊は故郷に帰ることができたという点でひとつの区切りとなる作品となります。多くの犠牲が出て主要な艦長も犠牲になりますが、この彷徨を通してギアリーと艦隊が成長していく姿が活き活きと描かれているいる点が本作の魅力なのだと思います。
ジェイムスン教授より友情のエールを ★★★★★
有能で信義に厚いギアリー大佐が伝説の軍神に祭り上げられたについては アライアンス政府の作為もあったと言うことだな しかし位討ちに会う奴衣服が人を作る方へ行く奴とあるわけで 伝説がギアリーを英雄に育ててもいるのだ このテのミリSFにありがちなパターンとして敵がアホ過ぎるのが難だが ちらちらしていた異星人の影がどうやら動き出したところで まずは味方の宙域に帰還を果たしたギアリーご一行様 びっくらこいたのは政府で まさかの伝説の実現に困惑したことは想像に難くない 「アブナイ奴はしっしっ」というわけで 「最優先で修理しまひょ新造艦やら補給物資やら持ってけどろぼー」とばかりに追い払いにかかった 次巻では もとより異星人と対決するつもりだったギアリー一行は再び敵方シンディック領域へとって返すのだろう あいなるべくはシンディックと同盟して異星人と対決するつもりだが 酒を酌み交わすに足るレベルの面子が揃うのかいささか不安である それにしても異星人どんな奴だろーね ワクワク 壮大な艦隊戦はミリSFの醍醐味で満足 裏切り者はふたをあけたら「なにこれ」なセコイ奴で肩すかしを食った感有り ギアリーが艦隊に拾われずにずっとまごまごしていたら いつか冒険好きのゾル人機械体一行に拾われて 地球文明を遥か過去に 宇宙を楽しくスタートレックすることになったかも知れない ジェイムスン教授もさぞ喜んだことだろう ジェイムスン教授?どこかで探したら会えるかも  
ハーレム艦隊? ★★★★★
主要な登場人物が、女性ばかりでなんとなく想像してしまいました。
伝説の英雄も艦隊の指揮より、恋のさや当ての方が忙しいようで大変ですね。
是非、テレビシリーズで美形女優を大量動員して制作してほしいものです。
即、DVDを注文したいと思います。
逆境だけど順風満帆な旅の果てに我々は還ってきた ★★★☆☆
3巻のぐだぐだを経て、4巻で勢力回復。この5巻では、アライアンスまで数回のジャンプでたどり着けるところからのスタートです。これまで散々予告されていたとおり、最終的には5巻でアライアンスに帰り着きます。敵も目的地は知っているので、どうやって最終防衛ラインを突破するかが見所。少し悪運に恵まれすぎな反則技という気もしますが、それなりのストーリーでした。読んでのお楽しみ。

今回もあいも変わらず待ち構えている敵を撃破するギアリー。勝って当たり前といわんばかりに、敵を翻弄し勝利します。とはいえ、戦えば冷徹な確率の法則に従うかのように、数合わせのように艦艇が破壊され乗員が死んで行きます。

全体としては、前巻まででクローズアップされていた裏切り者の伏線回収があんまりにもいいかげんなのが残念。このシリーズの根幹は、敵地に取り残された艦隊をいかに連れ戻るかだけで、他の要素は思いつきネタばかりだったのかなと再認識した次第です。2巻の展開では大いに期待したのですがその後が続きませんでした。
ラスト(の予定の)6巻が本国で出版されて翻訳されるのはまだ先でしょうが、どう決着をつけるのか依然として気になるところです。また全能ギアリーのワンサイドゲームにならないことを祈るばかりです。

なお、本編には関係ないですが表紙デザインがなー。4巻は場違いという印象でしたが、5巻に至っては暗くてどうにも識別が困難でした。
クライマックスを前にした主人公決断の巻 ★★★☆☆
幾多の戦いの後、ついにギアリー率いる艦隊はアライアンス領域に帰還します。
念願の故郷への帰還のはずでしたが、ギアリーは、帰還した後の自分の身の振り方に悩み、さらにはシンディック・アライアンス両陣営の争いを超越した異星人との人類存亡をかけた争いに直面することになります。果たしてギアリーの決断は?
この巻では、クライマックスにかけて今まで伏線となっていた艦隊内部の裏切り者の暗躍やディシャーニ艦長とのロマンスに一定の結論が出ます。ロマンスの方は今後に期待というところですが、いただけないのは裏切り者の処理の仕方です。あまりにもあっけなくて、本筋に影響をもたらさないような終わり方ですので、いっそこの伏線はばっさり切ってしまった方が良かったのではないかと思います。また、異星人についてもこの巻では依然、ほとんど語られないままなので、残り1,2巻で盛り上がりを作れるのか心配です。
とは言いつつ、ギアリー大佐の神がかった艦隊指揮は健在ですし、このシリーズの隠れた主戦場(?)である、会議室での部下との丁々発止のやりとりも同様です。会社に勤めている方が一種の企業小説(あるいはプロジェクトXもの?)として読んでみるのもおもしろいかもしれません。