民主化日本の原点を伝える貴重な資料
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六年間の占領下の日本の真相を伝える、米軍撮影写真集である。
「世紀の写真」となったマッカーサー元帥、厚木に着くパイプ姿から始まる。第一生命ビルGHQの総司令部(牙城)となる。戦艦「ミズーリ」艦上の降伏調印式。昭和天皇のアメリカ大使館マッカーサー訪問(屈辱的?)。人間天皇地方巡幸へ。戦後初の総選挙、史上初の婦人議員の誕生。活発化する労働運動デモ行進。地主追放を狙ったGHQの農地改革。日本の新憲法公布。皇居前広場を埋めた占領米軍。新憲法施行、天皇は日本国の象徴となる。A級戦争犯罪人に判決。対日平和条約調印、日本念願の独立へ。貴重な数百枚の写真を掲載。
多くの写真が問いかけている「占領史」 。一つの国が崩壊した後の復興、創世。民主化日本の原点を伝えるものとして貴重である(雅)