インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

大江戸残酷物語 (新書y)

価格: ¥756
カテゴリ: 新書
ブランド: 洋泉社
Amazon.co.jpで確認
江戸時代の日の当たらない一側面 ★★★★★
題名どおりに残酷と思うかは時代の価値観の相違ということもあるだろうが、なかなか日の当たらない出来事を採り上げている。単なる興味本位な採り上げ方だと思う人もいるだろうが、きれい事だけでは真相はつかめない。たとえば山田浅右衛門の名は知っていても明治以後斬首刑がなくなってからの消息までは知らないだろう。読めば意外な事実を知らされる。また血達磨伝説では実際にあったことなのかを追求する著者の執念を感じた。絵や写真も多く載っていて飽きさせず、ボリュームも適度の好著。
江戸時代の猟奇的ゴシップ ★★★☆☆
日本人の道徳感、倫理観はかつてどうだったか、ということが気になって、いろいろと漁っている中で手に取った一冊。

著者の氏家氏が蒐集した当時の三面記事的事件を、犯罪、死刑、情痴、男色などいくつかのテーマで解説していくスタイルである。
タイトルの「残酷」にあるようにグロテスクな話題を集めているところが単なる江戸風俗雑記と本書が決定的に違う点であるが、死体とか内臓とかそういう話にさしてそそれらるものがない筆者には、やや退屈であった。
Interesting book ! ★★★★☆
徳川時代の世相・風俗を理解するのに随分と参考になる本です。
人胆を薬用にした話や細川血達磨伝説、主君の男寵を蒙った近習の追い腹・殉死、罪人の死体を塩漬けにする話などは、よく知られてはいるものの、詳細に語られると、なかなか陰惨なものがあります。

 新書版なので、多忙な方でも暇のある時に打ち眺めて、日本の過去の闇の世界を堪能することが出来ますよ。
 けれど、『武士道とエロス』のように一つのトピックを追究したモノグラフのほうが読みごたえがあるのは事実ですが...。