自分の考えを改めさせられる
★★★★☆
看護研究でインフォームドコンセントについて考えることになった時にこの本を購入し読んでみた。患者の知る権利や自己決定の権利について詳しく書かれており、参考になった。またインフォームドコンセントにおける看護者の役割が詳しく書かれており、自分は日々患者の権利をあまり意識することなく働いていたのだということに気がつかされた。患者が知りたいから教えてあげるという考え方ではなく、患者が自分のことを知ることは患者の権利であり、医療者は患者に正確に知らせなければならないという考え方をしなければならないということに気がつかされ、自分の考えを改める機会になった。医師と看護師の連携が大切であることも強調されていた。
看護師の倫理綱領や患者の権利章典などが多数掲載されており、大変参考になるものであった。