フェザー
★★★★☆
鳥と同化できるドルフィー。オチまで決めてくれるフェザーはあまりにもかっこ良すぎて笑ってしまったよ。バカ。
摩訶不思議なサウンドが展開!
★★★★☆
エリック・ドルフィーのNew Jazzレーベル第2弾は、ピアノの代わりにロン・カーターがチェロで参加したカルテット編成。抽象画的ジャケットが暗示するように、ドルフィーだけが創造しうる摩訶不思議なサウンドが全編で展開されています。
これはよく考えると、ドルフィーが在籍した「チコ・ハミルトン・クインテット」からギターを抜いた編成なんですね。コード楽器が無い分、ドルフィーのプレイに集中出来ます。
なお今回(2006/03)は、ルデイー・バン・ゲルダーがリマスターを手がけています。
□Rudy Van Gelder Remasters [Concord]
哲学的な作品
★★★★★
PrestigeのDolphy作品としては、私が昔LPで聞いた時には異質に感じた作品であった。しかし久しぶりに(約20年ぶりに!)CDでじっくり聞くと、彼の音楽(Jazzに限定していない)に対する貪欲な姿勢が当時としては突出していた事が分かる。とっつきにくいかも知れないが、聞いた後に充実感が残る作品である。音質も申し分ない。よし!prestige時代の作品は全部CDで揃えよう!。
非凡
★★★★★
ドルフィーの残した演奏はどれも名演ぞろいであるが、この初期(といっても活動期間は実に短かったが)のアルバムもすばらしいの一語に尽きる。まずはタイトル曲だけでも聴いてほしい。彼の演奏の非凡さがただちに聴き取れるだろう。人間の血のかよった前衛として、彼の地位は不滅である。
OUT THERE
★★★★★
自分自身の音を追い越しているスリリングな演奏。OUT THERE本来の持ち味が十二分に発揮されているSERENE17WESTとBARONは曲の構成の面白さが際立っている。ECLIPSEとSKETCHOFMELBAはミンガスやランディウエストンのスケールの大きさが感じられる。FEATHERSはこんな綺麗な音を残してくれてありがとう。としか言えん。稀に見る‘スモール,な男ドルフィーの懸命の冒険に耳を傾けて欲しい。