読んで良かったです!ご供養の大切さに涙が出ました。
★★★★★
本書は92年初版刊行の改訂版です。
20年近く前の初版本なので多少、バブル期を思い起こす様な記述、体験談等がありますが
基本的に著者が伝えたいことや内容は現代も全く変わっていません。
精神障害の患者さんのおられる家庭は成仏されていないご先祖様がいて
大抵はそのご先祖様をきちんと供養していないかないがしろにしている。
そして物質的価値観に重点を置き、金銭や地位、名誉など
目先の欲ばかりに囚われている。
人間としての当然の情に欠けた心が自身の子供や配偶者など最も愛する人に
精神病と云う形の霊障となって気付かされると云うこと。
他の病気の霊障もあるのだそうですが最も重いのが精神病及び精神障害であり
一人や二人ではなく何人ものご先祖様が憑依してしまう。
その霊障を起こしているご先祖様が誰であるのかを著者が霊視して付きとめ、
一人、一人語りかけて成仏に導くのだそうです。
精神障害が治癒する過程は一歩の道のりから大変ではありますが
現在、精神障害の患者さんがおられるご家庭のご家族には是非読んでいただきたいです。
うちもパニック障害の妹がいるのですが本書を読んで30年以上、
絶縁状態に陥っていた母方の親族と連絡を取りました。
祖母が亡くなっていたことも知らず…。
この本を読んだこと、そして祖母のお墓参りと位牌をいただけたこと、
それから妹のパニック障害との関連性には否定のしようもありません。。。
私は涙が止まりませんでした。
私たちはご先祖様から生をいただいている、
今までの自分たちの生き方を反省してご先祖様に素直に謝り、
ご供養をさせていただける幸せに感謝して生きていこうと家族で話し合いました。