ヒーロー、マイケル・バレンテとヒロイン、リーの過去の繋がりが明らかになった後は
甘い時間もたっぷりあって、二人の信頼関係もばっちりあってロマンスファン待望の展開。
マイケルのリーを想う姿にきゅんきゅんしてしまいます。
上巻で書かれていたリーの駆け出し時代のエピソードが随所で活きてきます。
脇の捜査陣カップルも素敵です。普段冷静な警部補が恋に振り回されもだえる様子はたまりません。

下巻ばかり再読してしまいそうです。

リーは心優しく、どんな相手でもプラスの面を見ようとする女性。
惜しみなく、計算もなく愛する人に「愛してる」と言える女性です。

一方、ヒーローはまさに甲冑をまとった騎士。
リーを守るためならなんでもします。
そのひたむきな愛情表現にきゅんとしまくりです。

原題「Someone to watch over me」
マクノートファンなら懐かしい人物もいっぱい。
今作は切なさは少なめで、ひたすら甘いサスペンスです。

マクノートの逆境パターンがお好きなら物足りないかもしれませんが、
凛とした二人の愛情表現で補えると思います。

もうひと組甘いカップルがいますしね(笑)