ライナーを読んで、これをリリースする経緯についてやっと理解。実際に音を聴いてみて、文句ナシに楽しめるダンスアルバムだと実感しました。
前半は1stアルバムから3曲と、同期の音源「SPOTLIGHT」をノンストップミックス。「HOLIDAY」「EVERYBODY」はグルーヴはそのままに曲の個性を浮かび上がらせる如く、ゴテゴテしたリミックススタイルは敢えてとられてない雰囲気です。しかしオリジナルを聞き慣れた耳には確実に違った刺激が伝わってきますし、この4曲はかなりスムースなメドレー化に成功していると思います。
終盤はとにかくエネルギッシュ。凄まじいまでにパーカッシブに変貌を遂げた7分を超える「OVER AND OVER」はリミックスの面白さを端的に表現。唯一(?)メジャーシングルな「INTO THE GROOVE」がS・ペティボーンの手により8分超のダンスミックスへ改作。ライブでも披露される長いピアノソロがフィーチュアされ、「洗練」という言葉がピッタリのヴァージョンに仕上がっています。そのままノンストップでなだれ込む「WHERE'S THE PARTY」も7分オーバーのリミックスで、クラッピングやバックボーカルが雰囲気を盛り上げ、自然に体が動き出すことウケアイ(^^ です。
どの収録曲も原曲を理解不能なまでに破壊する手法ではなく、オリジナルを更に昇華させるベクトルで改作されている点が、私にはたまらない魅力。これからも大切にしたい一枚です。
このアルバムのテーマはもちろん【ダンス】である。
マドンナはニューヨークのディスコから登場したスターであった。
その後、ポップス界の頂点にのぼりつめたマドンナが、「初心を
忘れていない」というメッセージがこめられていると思う。
それは選曲からもよくわかる。リリース当時は、
すでにアルバム「トゥルー・ブルー」も大ヒットした後であるが、
このアルバムのほとんどは、ファースト・アルバムからの選曲である。
今でもコンサートでは必ずパフォーマンスしてくれる「ホリディ」も
その一つだ。
リリースからすでに15年以上経過した今なお、体が自然にリズムを打つ。
マドンナは常に時代の!!先端を走る。その原点がここにある!