凄い音圧の向上です。旧盤と聴き比べたら出だし１０秒で圧倒された。０８年暮れに結成４０周年記念でオリジナルＣＤがどんどん再発されたのに本盤だけが取り残されて残念な思いでしたが、なんと昨年５月に出てたんですね！知りませんでした。ファンは全員買いなおしたほうが良いと思います。涙出ました。
　しかしいつ聴いても極めつけのライブですわ。旧盤(LP)が発売された1980年は就職した年でした。一人暮らしを始めた東京で、このアルバムの発売が楽しみで楽しみで待ちきれなかった記憶があります。昔、ＮＨＫで放映された番組（今はＤＶＤで出てますが、あくまでもドキュメンタリー番組。）と同じ日の1970年1月31日オークランドでの実況録音です。残念ながらオークランドでの音源しか出ていませんが、後年発売されたDVDで見られる同時期のロイヤルアルバートホールでの実況録音も存在しているようなので発売してもらいたいなと思います。　
　既に40年が経過している演奏ですが、出だしの「Born On The Bayou」から昇天しますし、グングン突き進んで気が付けば最後の「Keep On Chooglin'」で失神してしまう方が何人もいると思います。唯一無二なジョンフォーガティの声は当時ゲス・フーのバートンカミングスと並んで非常に人気がありましたよね。　
　後年になってDVDでよく見ると、使用されているギターが黒のレスポールというイメージが強かったのですが、意外とリッケンバッカーを頻繁に使用しているのが素直な驚きでした。勿論「Keep On Chooglin'」もリッケンバッカーでギンギンに弾きまくってます。ハーモニカも凄いよねぇ・・。