あまり有益ではありませんでした。
★☆☆☆☆
図表が非常に多い(多すぎるくらい)。しかも意味のないものも多く、むしろテキストだけで表現してくれてよい箇所も多々見られた。
テキストだけで書かれていても、抜け漏れも重複もなくかつ冗長性のない、それでいて平易な表現で書かれたものこそよい文章であると思う。
内容も薄っぺらいように感じた。ITや経営の素人である(ちなみに現時点で某国立大の3年次)私が薄っぺらいと思ったのだから(それが故に深みを理解できていないのかもしれないが)、エキスパートの方はそれこそ読む価値のないものなのではないかと感じた。
薄っぺらい印象を持ちました。
★☆☆☆☆
全体的に非常に薄っぺらい印象を抱きました。
本書は誰に向けて書かれたものなのでしょうか?ITや経営について、多少なりとも知っている人間にとっては全く無価値な薄っぺらい内容の出来です。かといって、IT・経営等に全く無縁の方が読むには、それこそ意味不明、ITが経営に対して与える意味、その関係が全く伝わらないように思います。対象とテーマを明確に設定することが、良書の第一の条件であるように思います。
何より、本質的な課題に目を向けましょう。著者はマスコミや代理店じゃなく、ITとはいえコンサルタントでしょう?「5つのIの観点から・・・」云々、いい加減な「切り」に基づいて、ぼんやりした主張をされてもクライアントは困るだけではないでしょうか?
現場をみてください。課題はごろごろ転がっています。そしてそのどれもが、複雑に絡み合って我々経営者を悩ませています。その本質的な課題に迫り、因果関係の筋が通るように構造化・整理した上で、投資、効果、リードタイム、実現性・・・を総合的に判断して課題解決の手助けをしてくれるのがコンサルタントのはずです。ITコンサルとはいえ、それは同じではないでしょうか?
残念ながら無星とさせて頂きます。
意味のない図の多用された駄本です。
★☆☆☆☆
他の方たちがおっしゃる通り、確かに「図は多い」です。ただし、上辺だけの意味のない図が多用された、中身の薄い本だと感じました。
「本書は、ITの本質的な変化の波を“5つのI”という形で詳述し」・・・テーマ設定をして、相手の印象に残るように表現するのはよいことですが、もう少し意味のあるちゃんとした軸でテーマ切りをした方がよいように思いました。
また、誰に(どの程度のITや経営に関するリテラシーをもった人間に)対して主張しているのか全くわかりませんし、全体的に、主張が意味不明でぼんやりしています。これはテーマ設定(つまりは「何を問うべきか」)が曖昧だから、当然それに対する答えも曖昧なものになってしまうんでしょうね。
この本を書いているアクセンチュアはITのコンサル会社としてはかなりレベルの高い会社だったと認識していたんですが、世の大企業はみな、こんなものしか書けない会社に何千万〜何億もの金を払っているんですね。
正直、中身の薄い、残念な書籍だと言わざるを得ません。
ITの投資効果について日米比較が面白い
★★★★☆
アメリカと日本の比較で、「この2,3年でITに基づく生産性は向上したか」という問いに、
著しく向上したと答えたのは、日本20%、米国59%だという。3倍も開きがある。
日本はシステム構築について現場がIT部門に丸投げしてしまうのも原因だという。確かにそのとおりだと思う。ITは仕事をする上の道具なのだから、現業部門は、ITを使うからといって仕事の仕方まで他人任せにしたのでは、期待通りのモノが出来上がらないのは当然だ。
随所にきらきら光る図表やことばがある。
なるほど・・・
★★★★★
企業活動における「IT」というものを大きな視点で再確認する良い機会になりました。
確かに図が多くて分かりやすいですね。