図書館で借りれば良かった…
★★★☆☆
この時代の歴史を知らなくてもノルマンとイングランドが敵対関係にあったということだけわかれば
すんなり読めてしまいます。
勝ち気ヒロインに頑固ヒーローなもんだから、素直になっていれば丸く収まる話もこじれるわけです。
王に命じられ結婚したときはヒロイン14歳。まだ子ども子どもしていたヒロインを一目見て修道院に預けることを
決めたヒーローは性欲のはけ口に愛人をつくります。それから5年。王にせっつかれて妻であるヒロインを迎えに
いってみれば、まぁびっくり。なんともイイ女に成長しているではありませんか。よろこんで床を共にするわけですが
ヒロインにはかつての婚約者という男の陰が…ヒーローはヒーローで愛人をちらつかせて妻の嫉妬をあおろうと
するから誤解と疑惑が二人の間を渦巻きます。ほんとは互いに愛し合っていたのに、その事実を見て見ぬふりする
似た者夫婦。だからちょっともどかしさを感じます。
物語中盤の妻の出奔というあの愚行がどうにも理解できないので、星は三つ。
翻訳は大事です
★☆☆☆☆
物語以前として、この翻訳者だけは勘弁して欲しいです。伯爵の敬称が「殿下」って?
しかも、王族出身でもないですよね、このヒーロー?
やっぱり、ヒストリカルには、それにあう時代考証が必要なんじゃないですか、出版社さん。
そういうことばかり気をとられて、少しも感情移入できませんでした。
HOTではあるけれど..
★★★☆☆
原作を読んだのはもう10年以上前。ようやく翻訳が出たので改めて読んでみましたが、こんなにベッドシーンが多かったのかと驚きました。
ホットなシーンも満載で、展開も急なので息もつかさないという面もあるかもしれませんが、その分、ヒーローやヒロインの丹念な心理描写だとか繊細な気持ちの移ろいには欠ける気がします。なんというか、大味な印象。
手元に残っていたペーパーバックの表紙には'Romantic Times Storyteller of the Year'なんて宣伝が入っているんですけどね〜。
わかっちゃいるけど、、なぜかハマル世界。
★★★★☆
前作誘惑のシークと似たようなパターンでありましたが、
どっちが好きかというと、、やはり前作かな?
相変わらずヒーローあま〜、ヒロイン勝気!HOT且つメロメロてんこ盛りですが
強くて野獣ヒーローが好きなので楽しめました♪
大河ドラマ並み台詞回しも次第に慣れてしまったので、ん〜それはそれでよかったのかも。
官能的な中世の世界
★★★★☆
十一世紀ウィリアム王の時代で、王に忠誠を誓うノルマン人の騎士と、ノルマン人に家族を殺されノルマン人に深い恨みを持つサクソン人領主の姫との愛憎劇が中心のお話です。
十四歳でヒーローと結婚させられたヒロインは、まだ幼いことと、従順でない態度のためにヒーローに修道院へ送られてしまいます。五年後、彼女を迎えに来たヒーローは美しい大輪の花を予感させたヒロインが見事に咲き誇った姿を見て強い欲望を抱きます。しかし、長い修道院生活で落ち着いているであろうと期待していたヒロインの強気な態度は全く直っていませんでした。
愛を交わすようになってもヒーローを受け入れようとしないヒロイン。徐々に彼に惹かれていくものの、憎いノルマン人であるヒーローを拒絶し続け・・・ついにその拒絶は彼女が後悔してもしきれない大きな事件へと発展してしまいます。
ラブシーンが多いので一見情熱的な恋人同士に見えても冷ややかな二人の関係。周りにいる恋敵もかなり邪魔をしてきますが、一番の原因はやはり主役二人の誤解とすれ違い。読んでいて「なんでそうなるの!?」というぐらい、じれったいです(苦笑)。中盤の大きな事件からさらに冷ややかになってしまった二人ですが、後半のちょっとしたことで仲直りというのもなんだか味気なかったかも・・・。しかし、情熱的でドラマティックな展開は読み応えあります。じれったいのが好きな方にオススメ。
でも、同著者の「誘惑のシーク」の方が面白かったので星四つにしました。