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カリブに燃える愛 (扶桑社ロマンス)

価格: ¥880
カテゴリ: 文庫
ブランド: 扶桑社
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今までよりは軽い?でも読ませます! ★★★★☆
コニー・メイスンは、割りにHOTでドラマティックな作風のヒストリカルの大家という印象で、いつも楽しんでいます。
今回も一気に読めましたが、今のところの彼女の邦訳作品の中では、私の中では大人しめの印象が残りましたので、☆4にしました。

ヒロインの間にわだかまりとして残る「親友の死」が2人のロマンスに影を差し、ヒロインを執拗に狙う悪役もしつこく登場し、味を出しています。
また、ジャマイカの史実を織り交ぜながらのストーリー展開には、よりロマンスの現実感がありました。

比較しなければ、十分楽しめる作品と思います。
「ありえない」と思いつつ、引き込まれる ★★★★☆
追っ手を逃れ、港に停泊していた船の中に逃げ込んだヒロイン。
ところが、その船の船長は、過去に恋に落ちた男だった。

読んでいる方は、「そんなことありえないでしょ」と思ってしまうのだが、ついつい引き込まれて、先が気になり、最後まで一気に読んでしまう。最後まで読むにたえないロマンス小説も多い中、コニー・メイスンの魅力は健在だと感じた。またジャマイカという舞台設定も新鮮。プランテーションやハリケーン、奴隷問題など、時代や土地を反映したトピックスも織り混ざって、独特の色合いがある。官能の描写は、さすがとしか言いようがない。翻訳も良かった。



過去引きずり過ぎじゃぁ..? ★★★★☆
今回もまた、あの定番パターン?と思いつつ大好きなメイソン・ワールドをサクッと読んでしまいました、が。

初めて奴隷解放を試みたこのヒーローって凄いと思う反面、これまでのアクの強い歴代ヒーローに比べどーしてもやや”ノーマル”な感が拭えない....
可も無く不可も無くな―クリスチャン。
主人公達の気持ちは分かるものの、過去引きずり過ぎちゃう?―クリスチャン。
いうくらい私には読んでてじれったくど〜しようもなかった。
悪役も凄みに欠け、ちょっと物足りない感じ。
ドラマティックさを期待し過ぎないで読む分にはいいと思う。
、、やはり私はメイスンのヒストリカルが好きなんだな〜と再確認した次第です。


船の上と南国ジャマイカのロマンス ★★★★☆
ヒーローは過去に女性問題で親友を殺してしまってから、女性とは距離をおくようになり、愛人との気儘な情事と海の向こうの生活で現実から逃げるような日々を送っている裕福な伯爵家の次男坊。
一方ヒロインは義兄の借金で身を売られそうになり、やっとの思いで逃げ出した悲劇の子爵令嬢。
逃げ込んだ船が偶然ヒーローの船で、ヒロインはヒーローの行く先であるジャマイカに連れていかれることになります。
しかもヒロインはヒーローが親友を殺してしまうきっかけとなった問題の女性。
よりによって一番会いたくない相手、そして忘れられない相手に出会ってしまった二人。
そんな気まずい関係の二人が結ばれる様子を、周囲の問題もおりまぜながら物語は進んでいきます。

行き当たりばったりの展開、なぜかグイグイと持っていかれそうになる(笑)作風は健在です。
丁寧に書かれている作品を好まれる方はコニー・メイスンは苦手と思われるかもしれません。多少荒削りでも勢いがある作品が好きな方はお手にとってみてください。
安心して読めます ★★★★★
ロマンス王道ですね!!ちょっと疲れてあんまり考えたくないって時にサクサクっとイケると思います。こんなコニーメイスンも、あるんだな…と。
ヒロイン苦境あり、悪役あり、ヒーローとヒロインのすれ違いあり、そこへ、ヒーローの元愛人登場!
と、いった具合です。あ〜軽い軽いてな具合ですが、実は植民地の奴隷問題を扱っていて、テーマは重いものであります。ヒーローはヒロインに対しての発言は、うーん…という所も、あるにはありますが、仕事や奴隷問題に対する姿勢と発言は、ロマンス小説のヒーローとして以前に、人間的に凄いな、と思い星☆5でした。