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嫉妬する人、される人 (幻冬舎文庫)

価格: ¥480
カテゴリ: 文庫
ブランド: 幻冬舎
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人類普遍の感情である「嫉妬」について、そのジャパナイズされた型を見事に説明した本 ★★★★★
著者のもつ日本史・日本文学の深い知識から多数の例を引用して日本的嫉妬の性質について的確に説明している。十数名の年長順の署名があったからこそ「御成敗式目」が600年も法として生き続けたこと(p.31-32)、日本社会の根底には長期的な権力の座への嫉妬があること(p.74)、自分たちの仲間から上へ上がったやつは許せないから、その点で代議士には嫉妬するが、東大を出て国家一種に上位の成績で合格するという、一般市民が才能も能力も及ばない高級官僚に対しては嫉妬せず、また、『見ぬもの清し』で、代議士のやることは見えるから汚くて、官僚のやることは見えないからきれいなのだ(p.112)という分析には、「うーん、なるほど」とうなってしまう。また、田中角栄の失脚の理由は「石油ショックの時代の波にぶつかったという不幸と、日本には嫉妬されなくてもアメリカに嫉妬されたこと」(p.125-126)であると分析している。その他にも非常に示唆に富む見解が満載。現代日本の社会風土と政治事情を考える上で必読の書。
著者の日本人論ですので、自分の嫉妬心の克服には役立ちません ★★★☆☆
自分の中の嫉妬心と向き合い解決するヒントをもらおうと
読みましたが、
そういう意味では期待はずれでした。
古今の日本人の事例を挙げながら、
嫉妬を通して
著者の日本人論を語っています。
嫉妬が恐れに変わる…… ★★★★★
嫉妬も度が過ぎると恐れに変わっていく、ということはそこまで嫉妬されると誰も何も言わなくなるということなのでしょうか。

牛蒡抜きなど夢見ていた私の考え方は、人から妬みを買うことを自分から望んでいたとしか思えません。

年齢を重ねるまで、じっと耐えてこそ花開くものだということがよく分かりました。

人間は息をひきとるまで生涯をかけて、
私を認めてくれ、私を認めてくれと、
声なき声で叫びつづける
可憐な生き物なのだと思われる

同志社大学 政策学部 教授の太田肇先生も同じことを指摘されています。

本当ですね。
嫉妬するのはあたりまえ。 ★★★★☆
歴史的人物の逸話で構成されていて、少し古臭い感じがするところがいいところであり、減点1の対象でもある。
この本を買ったのは、読書は嫉妬心をコントロールするための精神コントロールだとのくだりが気に入ったから。
人前に出ると匿名で叩かれる世の中… ★★★★☆
これはぜひとも人前に立つお仕事の人に読んでもらいたい本。
この世の中ちょーーっとばっかし目立つと匿名の方々に滅多打ちにされますからね。

他のレビュアーさんが書いてるとおり、この本の嫉妬のかわし方は「守り」
アホのふりをし好感度を高め、自分をあまり出さず嫉妬をかわせ、
しかしこれは大事なことだと私は思う。
天才、秀才、ちょっと頭がいい人みんなひっくるめて嫉妬の対象になる時代、こういった嫉妬を払いのける方法を学校で学ばせた方がいいと思う。

 最近インターネットの掲示板のせいで、他人を殺害したり自殺する人が後を絶たない、彼らはちょこっと人より、目立ってしまったせいで悲劇を巻き起こしてしまった。
 こういった嫉妬学を世に広めて、みんな嫉妬から身を守る方法を模索していくべきではないかと思う。