例えばテレビや雑誌見ているときや、社会生活を営んでいる上で感じる「違和感」が
嫉妬というカテゴリーに当てはめることですっと納得できる部分が多々ありました。
単なる批判に終わっていないところが著者のすばらしいところだと思います。
人間の自己防衛本能が与えられた環境によってどのように
アウトプットされるのか、というメカニズムが理解できた気がします。
同時に、カテゴライズの仕方が非常に単純明瞭で理解しやすい内容だったため、
250ページ程度のほとんどが「事象をカテゴライズするとこうなる」
というような例示→解説というところでとどまっている感じがしました。
もう一歩踏み込むことでかなりの良書になった気がするため、
非常に残念に感じています。