もし「まちぶせ」1曲のために買っても、メインも名盤なので結果オーライ。
★★★★★
1980年2月発売の3rdアルバム『ひとみ…』に、ポニーキャニオン時代前期のシングルから「まちぶせ」など8曲を追加したもの。
といっても、とりあえず「まちぶせ」が聴ける手頃な1枚、としてとらえられることが多いとは思うけれども、本来のメインであるアルバム『ひとみ…』もまた、ほっこりとした感触とともに、歌うことを心底楽しんでいるひとみさんの軽やかな歌声に癒される、よくできたハーフ・コンセプト・アルバムとなっている。
また、ボーナス収録のシングル8曲を通して聴くだけでも、「まちぶせ」に至るまでのひとみさんの軌跡をしっかりと感じ取ることができ、そういった意味でもおすすめできる1枚である。
なお、「まちぶせ」大ヒットの直後に出た、こちらもクオリティーの高いアルバム『夢模様』に「まちぶせ」以後のシングルから8曲―名曲多し―を追加した『夢模様+シングルコレクション』も出ており、2枚あわせるとひとみさんのシングルA面のうち19曲を手に入れることができるので、《2枚の名盤+ベスト》…と考え、2枚いっしょにポチってみるのも、これまたよろしいのではないか。なんてね。