エミルー・ハリス率いるホット・バンドは1977年には、すでに迫力満点だった主要メンバーのリッキー・スキャッグス、グレン・D・ハーディン、ロドニー・クロウェル、ハンク・デヴィートに加え、エレキ・ギターの魔術師アルバート・リーを迎えたことでまさに脂が乗りきっていた。選曲もヴァラエティ豊かでありながら自信に満ち、カーター・ファミリーやルーヴィン・ブラザーズから、チャック・ベリーや見事な「Pancho & Lefty」を提供したタウンズ・ヴァン・ザントまでまでありとあらゆるアーティストを取り上げている。またハリスにとって不可欠なグラム・パーソンズのナンバーとともに、カントリーのスタンダード「Making Believe」にも気負うことなく取り組んでいる。（Marc Greilsamer, Amazon.co.uk）