オリジナルより落ちる
★★★☆☆
主人公のレポーターの名前を、オリジナルの主人公アンヘラ・ビダル(Angela Vidal)を英語読みにしただけだったり、どうでもいいところはオリジナルそのままだが、肝心なところがオリジナルと違い駄目な感じ。オリジナルの未知のウイルスを狂犬病にしてしまったり、オリジナルの象徴であるメディロスの少女が・・・ネタばれしないようにあまり書きませんが、オリジナルを観た人は観る必要のないリメイク版だと思います。オリジナルを観ていなければそれなりに楽しめるかも。
閉所恐怖症の方ご注意(2層 AVC TrueHD5.1ch)
★★★★☆
日本でもクチコミで話題となった「REC/レック」のハリウッド・リメイク。
オリジナル版は本家スペインで大ヒットし、続編も公開予定。
今回のリメイク版では、舞台をスペインからLAに移し、多少の違いこそあるがカメラワーク・セットの構図等オリジナルと同じ。
「エミリー・ローズ」のジェニファー・カーペンターが今回も鬼気迫る演技で絶叫する。
「クローバー・フィールド」「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」と同じく、登場人物が手持ちカメラで撮影している設定のPOV形式。
今作ではTV局のレポーターとカメラマンが、消防隊員のドキュメント取材中に事件発生の現場に同行する。一部始終を撮影する設定の為、無理がなくリアルで鳥肌が立つ。
オリジナル版のDVDを拝見した際はギリギリ堪えられ、久々に精神的に追い詰められる「怖い」ホラー映画を体験出来たと思えたが、今回は無理。
グロテスク系を除けば、比較的ホラー作品は大丈夫な方なのだが、今作は堪えられなかった。
オリジナルの「REC/レック」同様、DVDであったなら「怖かったね」で済んだのかも知れなが、Blu-rayで観た事を後悔。
撮影自体はHDカメラだが、作品の演出上かビデオの様な画調で、鋭角的な解像感は低い。
Blu-rayの高画質は持ちつつ、ギリギリ見せる部分と見せない部分の演出をリアルに、あくまで手持ちカメラで追っている設定が克明に伝わってくる。
更に追い打ちをかけるのがサウンド。
字幕を追うのが困難であるため日本語吹き替えで視聴したが、SPEは英語・日本語共にロスレスのTrueHD収録。
暗闇の中で響き渡る悲鳴と取り囲む息遣い、正体不明の物音。
時折目を瞑っていたが、これが逆効果で更に恐怖感を助長させてしまった。
ウォーク型の大型お化け屋敷的映画。
HD画質・ロスレス音声で視聴した事を後悔した。
夏場の肝試し代わりには最適ではあるが、閉所暗所恐怖症の方には精神衛生上強くおすすめは出来ない。
リポーターがブサイクでビックリ
★★★★☆
完全リメイクですが、普通に楽しめました。ただ、リポーター役の女がブサイクで少し気になった(笑)。ココリコ田中に似てるかも。
もう少し綺麗な人いなかったのか?レンタルで確認してみて下さい。
力作!ハリウッド版REC
★★★★★
元ネタ「REC」が先行公開されたため日本では未公開扱いとなった、ハリウッド版の力作。
オリジナルと比較して見ると、アパートの住人(というかウィルスの犠牲者となって暴れまくる)が多かったり、閉鎖されたアパートから無理矢理外に脱出しようとして射殺される下りなど、多少アメリカンな味付けとなったスペイン料理。最大の魅力は、ヒロイン演じるJ・カーペンター嬢の鬼気迫る迫真の演技!お世辞にも美人とはいえない彼女の演技は、まさに拍手もの!
ただし、本作は、米国では「28日後アパート版」などど揶揄され、小ヒットどまり。一方、スペイン本国でのオリジナルは今年10月にパート2を生む大ヒット。早くその日本公開が待たれます。
豚ウィルスの恐怖が現実のこの頃、犬からのウィルスによる恐怖を描いた本作群も、空恐ろしい異常感を与えます。