ジュドル王子の物語
★★★★★
シリーズの7冊目。
表紙を見れば一目瞭然。久しぶりにスポットライトが当たるのは、心優しいジュドル王子です。
そしてもう一人、彼の大事な友達にも。
今回、物語が少しだけ過去へ遡って語られます。
前巻の引きから新展開を期待していたため驚きましたが、読み進めてみて納得。
このお話は、このタイミングに挿入してこそ生きてくるものなのでしょう。
事実上は旅の初期のお話のため、いきなり読んでもあまり問題はありません。でもできれば前書までを踏まえて読んで欲しい内容。
ところで本書の表紙、シリーズでは珍しく王女がどちらも描かれていませんね。
ちゃんと作中では活躍しているのでご安心あれ。