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アイの物語 (角川文庫)

価格: ¥860
カテゴリ: 文庫
ブランド: 角川グループパブリッシング
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表題作は良い ★★★☆☆
バラバラの時期に書かれた短編を集めて長編として構成してあり、古いものは10年ほど前に書かれたものなため、短編それぞれの出来に差がある。 正直、一話目を読見終えたときには これで星雲賞候補なのかと不安になった。
 しかし一冊読み終えての気分は悪くない。 これは「詩音の来た日」に拠るものだろう。戸惑うヒトを尻目に自分自身で我が道を見出す詩音が清々しく、頼もしい。
安心しました ★★★★★
昔、たしか20年くらい前になりますが、この方の「サイバーナイト」が大好きでした。
ハードコアなSFのディテールと、全編に流れる様々な意識、心の有り様というテーマがとても関心をよびました。

その記憶が、本作、アイの物語を読んで一気にflash backしてきました。
MICAのチューリングテスト、クローンの苦悩、メクハイヴ(でしたっけ?)の集合意識、メンターナの壮大な意識。
そう、この作家さんはずっと変わらず考え続けてきたんだな、と嬉しくなりました。
しばらく読んでいなかったので、途中のピースも拾っていきたいと思います。

英語版も買いました。一度日本語で読んでからなら結構読みやすくて勉強になります。


サイバーナイト―ドキュメント 戦士たちの肖像 (角川文庫―スニーカー文庫)
サイバーナイト―漂流・銀河中心星域〈上〉 (角川文庫―スニーカー文庫)
サイバーナイト―漂流・銀河中心星域〈下〉 (角川文庫―スニーカー文庫)
ストレートだな。 ★★★★★
 何でこんな当たり前のことがわからないんじゃー!!世界の不条理に対する著者の静かな怒りがストレートに伝わってきます。人間の愚行がどんな政治的理由があろうとも思想的な理由があろうとも、愚行は愚行でしかない。何かその愚行を繰り返すのが人間の宿命であると、もって回った言い回しで語るのが文学的だとでも言うのならば、この本は決して文学的ではありません。いや、文学とよばれることを、拒否するでしょう。ですから著者はこの一連の話を「物語」と呼ぶのでしょう。物語は素直に人の心を揺さぶり語り継がれます。しかもそれが予定調和のハッピーエンドではない、世界全体をひっくり返しかねない物語に広がります。読み終えて本を閉じても、そこにまだ開かれたページが未来に続いている、そんな読後感を持てる傑作ですね。
SFって、やっぱり面白い ★★★★★
「SF読みであることを誇れる物語」の、一言に尽きる。

あと、作家の視点(と言うべきか?)が変わらないと思える箇所もファンとしては嬉しい。
そう・・・ずいぶん前に読んだ、ソードワールドのリプレイ集の中の一編『モンスターたちの交響曲』での作家の視点。

蛇足
類似する作品として、エイミートムスンの「ヴァーチャルガール」を推しておきます。
人工知能・ロボット好きにはたまらない一冊 ★★★★★
短編集です。シンギュラリティ系のSFです。
小飼弾氏も大絶賛のようです。
そうでなくても、個人的に大好きなでおすすめな本で文庫化されて良かったです。読んでいて普通に涙がでそうになりました。
SFは結構いろいろ読んでますが、読後感がこんなに爽快なSF本は久しぶりでした。
この本に似た系統の本としては瀬名秀明の「ハル」(あしたのロボット)や、菅浩江の「I am」とかかなと思います。この本を読んで面白いと思った人は読んでみるといいかもしれません。