インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

野ブタ。をプロデュース (河出文庫)

価格: ¥473
カテゴリ: 文庫
ブランド: 河出書房新社
Amazon.co.jpで確認
ラノベみたいだなあ ★★☆☆☆
あーなんか昔ドラマでやってたなってことで読んでみた
ドラマと設定違いすぎる!(ドラマ見てないけど)
野ブタってドラマだと掘北で女の子だったような…
原作はキモオタのデブ男だし
あと、シュウジとアキラっていなかったっけ?歌ヒットしたやつ
まあ、でも原作なんだしこっちが正しいか(笑)
いじめられっ子転校生の野ブタを学園一の人気者である主人公シュウジが
プロデュースしていき、人気者にしていくっていうお話。
ほんとそのまんま(笑)
ラストはちょっと…なんか知らないけど凹む。

(笑)ってなんか嘲笑にしか見えないんだよねえ
ドラマとは似て非なるもの ★★☆☆☆
別物。といってもいいでしょう。
おそらく、ドラマを見て感動したついでに
この本を読んでしまうと
あまりの違いに、愕然としてしまうことでしょうから…

YAゆえでしょう、表現が非常にチープです。
なんと言うかノリで読ませよう、
こういう文章を書けば好感…云々という思惑が
にじみ出ている文章です。
このレーベル系統の作品自体がこの表現が多いのですが、
この作品は特にチープさがひどかったです。

それとこれは人それぞれでしょうが、
主人公が「〜してやってる」という
ナルシストで上から目線なのが
人によっては不愉快に感じるでしょう。
まぁ、そのせいで結局は自滅するのですから…

野ブタ君は一方素直なやつです。
きっかけによっていいやつになったのですから。

人間関係はうまく表現されていますが、
やはりチープさに打ち消されていますね。
もうちょい、表現をよくすれば
いい作品になったのに…
案外、純文学として読める ★★★★☆
案外、純文学として読めると思う。今の世代をよく表してる。たぶん、みんなこういう考えかたしてる。少なくとも自分はそうだった。世の中、上っ面と、キャラと、笑い。ただ、本当はそうではないはずという期待もある。その象徴が最後の方の野ブタかな。で、取り返しがつかなくなればリセットしちゃうわけだ。最後の終わり方は純文学にしてしまった結果かも。あれ以外の選択肢としては自殺するしかない。それは面白くないし。エンタテイメントな作品であれば最後はみんなと手を取り合うだろうし。
現代版,太宰か ★★★☆☆
 太宰の作品に見られる「道化」ということの一部を現代にアレンジした作品だろうか.終盤に「桐谷修二」の様子が語られなければ,他人を支配することの快感を無自覚に綴った作品であったろうが…….
 高校を舞台にしているが,その「道化」というテーマは,高校に限らず,会社でも家庭でも,良かれ悪しかれ存在するものだ.大切なことは,「道化」とどうつきあっていくかだ.上手に「道化」を使いこなすことではない.多くの人は,自分は傷つきたくないし,誰かを傷つけたくない,と思う.その処世の成熟が人格の発達なのではあるまいか.周囲を生かし,自分も生かす.これは決して相反することではない.「桐谷修二」はそのことに思い至らなかった,か.そして現在,私たちと私たちの社会はどこまでそのことに気づいているのだろうか.
 太宰の「道化」が,ときに私たちの心をざわつかせるように,本作品は,どこか私たちと現代社会の病理の一端を思い知らせてくれる作品である.
落ち込みました ★★★★☆
ちょこちょこっとドラマを見たことがあり、その印象から
 地味な女の子を人気者にし
 その課程で主人公も彼女から影響を受け 
 最終的に、お互いが真の人間性を理解し合う
 ハッピーエンドのラブストーリー
と、勝手に理解して読み始めたため、野ブタが男だったときは
「えっ、男!?」と驚き、
ハッピーエンドとは言い難いラストには
「えっ、まじで!?」とショックを受け
最後に作者紹介に載ってる、専門学校在学の男前の写真を見て
「えっ、若っ!?」とのけぞってしまいました。

主人公は、「桐谷修二」の着ぐるみを着てる高校生。
オシャレで清潔、テンポの良い会話、かわいい彼女有り、
人気者グループ所属、それが「桐谷修二」。
でも、それは高校生活を快適にするための演出。
本当は誰のことも、好きではないし、大事じゃない、
適当な会話と笑いで、仲のいいフリをしながら、心地良い距離を保っている。

そんな自己演出の才能のある修二が、自分の才能を試すため
いじめられっ子の転校生「野ブタ」をプロデュースすることに。
野ブタを人気者にすることが出来るのか?

出勤前の1時間位で読み切りました。
その読みやすさ・軽いテンポとは裏腹に、桐谷修二の選んだ結末は陰鬱で
爽やかな朝にふさわしい読み物ではなかったと後悔。
出勤後、2時間位は鬱々と考え続けました。
言い換えれば、それだけ力のある本だと言うこと。すごいね。

星を減らした理由は、
本当の俺と「桐谷修二」の違いがよく分からない、
なぜ急に「桐谷修二」になれなくなったかが分からない、
森川・堀内が結局どんな人間だったか分からない、
など、よく分からない点が多々あったため。

けど、食わず嫌いで読まないでいるより、
読んだ方が良い本ということは確かなので、おすすめ。