いろんな奇跡が詰まっています
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曲間信号がないCDなんてこの人じゃないと許されないでしょう。
当時の勢いというか、俺様度がよくわかりますね。
天下のワーナーも当時この人には逆らえずに奇跡を起こしたわけですね。
(当事者からするとブラックアルバムの件の方が奇跡かも知れませんが)
この激しくもエロいギター。誰かまねできる人いるんですかね。
全編、セクシーギターが炸裂しまくり。
奇跡です。
こんなひしゃげた音と金属音のようなきんきんドラム。
一体どこで演奏してるの?と聞きたくなるような音風景。
ほかに誰がこんな音を創造できるんでしょうか?
奇跡ですね。
こんなにコンフュージョンなのに、聴き終わったときの充足感。
気持ちよさ。中毒性。
やっぱり気持ち良い毒には中毒性があるのですね。
一見好き放題やりたい放題に感じますが、ちゃんと音世界を作り上げてまとめあげている。
コンポーザー、プレーヤーとしてではなく、やはりプロデューサー、ディレクターとしての奇跡を感じます。
私は今でも殿下はすごいと思いますが、サインオブザタイムズとこのラブセクシーが
彼のキャリアのハイライトだと思います。
ラブセクシーツアーは2列目で狂いました。
当時高校生。腰が砕けました。
秋吉○○子さんが「ぷりんすぅーーっ!!」と叫んでいたのが衝撃的でした。(余談)
確かNHKーBSでこのツアーを放送していましたね。
再放送を望みます。(古いですが。。)
サイン・・と本作、絶対に買いです。
20年後もきっと「すごい!」と唸っていますよ。
やっぱギター
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実はプリンスの全作品中最もエレキギターが炸裂しまくっているのが本作なんです。
歪ませ方が最もジミヘン的なのも本作。
パープルレインほど表に出てる印象がありませんがバックで魅力的な旋律を奏でまくってます。
だから最初から最後までギターだけ聴いててもかなり楽しめる仕組みになっております。
エレキギターだけはアレンジおよびミックスダウンの質感がブラックアルバムにそっくりです。
彼にとっての「時代の音」なのでしょう。
あとここにきてマッドキャットが大活躍です。
クラウドギターも素晴らしいけどやっぱファンクな刻みつけはマッドキャットだなと思いました。
極めて肯定的な明るさに満ちた元気な会心作です。
買って損することは何一つないので買いましょう。
やっちまったなぁ〜!!
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わがままな性格がここまで行くと、もう笑うしかない・・。
「俺の曲は、最初から最後まで聴け!」と言わんばかり・・いや、もう言ってるようなものか・・・。
とにかく数ある殿下のアルバムの中でも一番「らしい」一枚。
ジャケットのフル・ヌード、混沌とした楽曲、完璧な構成力。
このエロティックさ、いやらしさ、わがままさが、僕は大好きです。
やればココまでできる
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まず中身から・・途中下車は許されない(曲間信号なし)がしかし至福の旅 全9曲 1:大マジの説教ファンク(良い歌詞に熱くなる)
2:これまたソリッドなABCファンク(ベースとバスドラの低域をごっそり削りエキス絞りの音場に・・異形だがこれがHeavenAboveの音楽か!)
3:素晴らしいポップソング(この辺りから満たされた気分になり始める。キーボード・オーケストレーションに気もそぞろ)
4:(その気になり祈るオレ) 5:シーラの技巧に感心 6:Hyper Ero-Elefunk 神と愛し合う!・・大丈夫なのか!コラージュが激しくてHiphop
真っ青の壊れっぷり 7:あまりの旋律の美しさに我今まさに天上に居るヲ知る 8:至福は継続する 9:大団円を迎える・・シンコペート
しまくりのSEとスローなケチャBeatに頭が溶けていく。彼のギターだけが頼り・・自分をしっかり持てとな?・・清流の音にて終了!
主観丸出しだけどホントこんな所です。大手配給契約の中でひとりの天才が成し遂げた偉業であります。コンセプトアルバムではありますが
音楽のディメンションが特殊なエリアに到達していてゴスペル(宗教音楽)では済まされません。この桃源郷がノンドラッグで構築された事も素晴らしい事です。
最後にジャケ・・発売当時すでにファンだったので一流のキツいジョークだと店頭(石川町タワレコ)ではニヤつきました
ぐわぁーー!!
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物凄いジャケットですね・・・・
楽曲も、この頃のプリンスならではで良いです。個人的にはアナ・ステシアがお気に入り
やっぱりプリンスって凄い、と思い知らされる作品ですね。 オススメ。