異常にレビュー星が多い場合、ヤラセであることが多く・・・
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異常にレビューの星の数が多い場合、ヤラセであることがある。
本に関わった人や仲間内が皆投票して星の数を上げるのだ。
この本のレビュアーもこの本のレビューしか書いていない人が多く、
すべて5つ星というのは、かなりアヤしいと思ってこの本を買った。
が、読んでみてその思いは一変した。
私の子どもが小学校4年生になり、現在中学受験について調査
しようとしてこの手の本を読み漁っているのだが、その中では
最良の本であった。
内容としては、皆が常識と信じている12の常識がすべて
間違っているという主張だ。
すべてが間違っているというのは言い過ぎではないかと思うところもあったが、
具体的に子どもをその時だけの見せかけの学力をつけるのではなく、真の学力
をつけさせえるためにどのように接すればいいのかということが書かれてあった。
たとえば、
海外旅行に連れて行くよりも、国内を電車でまわり、
東海道線で焼津すぎに見える風景を見ながら「お茶が取れる牧の原台地が一面に見えるね。」
と語れば、子どもはとても印象深く見ると。
あるいは、イチゴを買いながら「これはバラ科だよね」とか語れと。
また、選挙に行くのに子どももつれて行き、社会の仕組みに触れさせろと。
なるほど、こういうところから学問と生活とが結びつくのだな、と自戒も込めて
勉強になった。
もちろん、塾を主催されているわけだからきれいごとを書いているだろうとは思われるが、
これから子どもに接するに当たり、自分の行動を振り返ることができる良書だった。
読んで損はしないです。
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人気ブログを読み、6年の夏に転塾を考える程に気に入った先生とはどんな先生なのだろうと興味があり購入しました。
この本はケアレスミスをサザエさん型とプーさん型に分類したり、大量の課題の対応法をタイプ別に分類するなど、占い本を読んでいるような楽しさがあり、難しい話を大変わかりやすく説明されています。
また、生徒ひとりひとりとじっくりと付き合ったから知り得た問題点を赤裸々に語られ、教育の現場での生の声が聞けた気がします。
中学受験と子供の心身の成長の両面から見た親のブレを軌道修正してくれる本だと思いました。
読んで損はしないです。
常識が見えました。
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不安のあまりいろいろな中学受験に関する本を読んでいますが、 ここまで塾の先生でありながら本音トークを書いた本に出会ったのは初めてです。今までよかれと思ってやってきたことが意外にも非常識なことだったり、かなり情報に振り回されていたんだと思いました。この本は教科ごとの学習面・家庭や塾・子供の接し方などをテーマごとに読みやすく具体的に書かれているので特に迷いや不安のある親御さんにはおすすめの一冊です。
気持ちが軽くなりました
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世に出回るたくさんの受験本と同じだろうと思いつつ
ためしに手に取ったこの本でしたが
なかなかよいです。
「常識」の数々を読んで、気持ちが軽くなりました。
みんながやっているからというだけで
疑問を持ちながらも不安にかられて
あれもこれもやり過ぎていた気がします。
できるだけ自然体で臨みたい
そんな受験生の背中をそっと押してくれる本だと思います。
2回読んで下さい。立ち止まる勇気がわいてきます。
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中学受験の流れの渦は、アッと言う間に親子ともどもを呑み込んでいきます。
しかし、いつしか気が付くとその流れに依存し、洗脳されてしまうのです。
中学受験の意味や勉強の本質について考える隙すら与えない激流の中で、もがき苦しみ溺れそうになるのです。
這い上がるべく本書を一読しました。
なかなか体が受け付けない硬直した状況に戸惑いを感じながらも、
それまで呑み込んでいた流れの水をゆっくりと吐き出しながら、
深く息を吸うとスーっと体から力が抜けていくのがわかりました。
再び精読しました。
受験難民を救済すべく、激流に身を投じる著者の真摯な姿勢に強く引き込まれていきます。
12の常識とは?著者の言及する常識とはまさに起死回生へのスキルなのです。
ここまでくれば思い切って両足を踏ん張り、立ち止まる勇気がわいてきます。
もう流されることはありません。
幸運にもこの著書に出会うことができたのですから。
2回読んでください。