こんな旅行もいいもんですね
★★★★☆
「なぜかいい町」というタイトルだけで買ってしまいました。
特に遊ぶ場所があるわけでもなく、ショッピングをする場所があるわけでもなく、
美味しいものがあるわけでもないのになぜかいい町ってありますよね。
そんな町を勝手に想像して買ってみたんですがまさにそのとおりでした。
この本は読んだだけでその町に行った気分になるし、心もスッキリします。
読むだけでのんびりと穏やかな気持ちにもなれます。
忙しい毎日から開放されて、何も考えるわけでもなく、
ただただその土地のことを感じるだけの旅ってのはいいですね。
町をテーマにした旅行記です
★★★★☆
田舎の町の良さが伝わってきます。
普段は何気なく通り過ぎているようなところでも、歴史があり、名産があり、人々の生活があるというのを感じました。
平成の大合併により市町村の形が変わりつつあるところで、このような旅をしてみるのもいいのではないかなと思いました。
かなりよい本、一泊旅行のお伴にどうぞ
★★★★★
魅力ある日本全国の数ある町のうち、おそらく著者が特に気に入ったのであろう16の町に、一泊旅行したエッセー集である。
日本列島の形に忠実に沿って、北から南へ。そして東から西へ。
それぞれの町には、長年の歴史や文化に培われた個性があり誇りがある。そこに住む人も然りである。
著者は、町の人とのふれあいを通じて、その町の持つ個性と誇りを鮮やかに浮かび上がらせている。その根底には、著者の、町への愛情がある。時には過去の追憶や、ユーモラスな情景も交えられ、読者もまるで一緒に旅行しているように感じられるだろう。一編一編が芸術品のような存在感を持ち、読みやすくも読み応えがある。
かなりよい本、一泊旅行のお伴にオススメです。
紹介されている町は、以下の通り(当時)。
北から南へ・・
斜里町,上川町,岩内町,金山町,登米町,三春町,大多喜町
東から西へ・・
渥美町,朝日町,木之本町,岩美町,上関町,津和野町,佐川町,星野村,湯前町