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ゲゲゲの鬼太郎 2 妖怪反物 (中公文庫 コミック版 み 1-6)

価格: ¥720
カテゴリ: 文庫
ブランド: 中央公論新社
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少年マガジン〜少年サンデー ★★★★★
マガジン版とサンデー版鬼太郎を収録しています。
一部少年マガジンオリジナル版鬼太郎5巻と重複している部分があり、こちらも集めている場合注意が必要です。

マガジン版は終盤を収録
長編妖怪反物が大半をしめその後のゲゲゲの鬼太郎で物語の完結をむかえています。

サンデー版は再アニメ化で始まったので番外編の様な雰囲気
妖怪アパートに仲間がいるなど鬼太郎ファミリーの原型がみられます。

以下掲載順
マガジン版
「土ころび」
「雨ふり天狗」
「妖怪反物」
サンデー版
「ふくろさげ」
「傘化け」
「まぼろしの汽車」
「赤舌」
「ダイダラボッチ」
「大首」
「あかなめ」
「死神」
「目目連」
「悪魔ブエル」
マガジン版
「海坊主先生」
「その後のゲゲゲの鬼太郎」

初出一覧

解説 足立倫行
鬼太郎が多様な"術"が楽しめる ★★★★★
「鬼太郎シリーズ」第二作。比較的初期の作品を集めたもので、鬼太郎の顔も横膨れした幼い形。全編を覆うトボケタ味と、鬼太郎の様々な"術"、ネズミ男の相変わらずの右顧左眄ぶりが楽しめる。

「幽霊電車」は「少年マガジン」連載当初のもので、鬼太郎が悪い人間を懲らしめるパターンの典型。本作は、鬼太郎が多様な"術"を披露するのが特徴。「猫仙人」での"石封じ込め"。「まくら返し」での"カメレオン舌"。「ぬらりひょん」でのタイムマシンを思わせる"先祖流し"。「磯女」での"空気ポンプ"。「人食い島」での"何でも溶かす胃液"。水木先生が考え出すアイデアには本当に感心する。

「妖花」は水木先生の南方での戦争体験を活かした詩情溢れる作品。「ダイダラボッチ」は伝説の怪物ダイダラボッチを扱った力作。「猫町切符」は化け猫によって、鬼太郎とネズミ男が翻弄される楽しい作品。タイトル作「妖怪軍団」は日本を狙う南方妖怪軍団の先鋒と鬼太郎ファミリーの対決を描いた秀作。

ネズミ男の寝返りと居直りで鬼太郎がピンチに陥ると言う毎回のパターンを巧みに物語に織り込む手腕。奇想天外で多彩な鬼太郎の"術"を考え出すアイデア。全編をユーモア感で覆うセンス。南方への憧憬を物語に取り込む心情。一作毎に工夫が凝らされた水木先生の作品が楽しめる傑作短編集。
「猫町切符」「海坊主先生」を特別収録しています ★★★★☆
第一部「猫仙人」「幽霊電車」「鏡爺」「まくら返し」、第二部「ぬらりひょん」「磯女」「妖花」「人食い島」、第三部「妖怪軍団」「死神」「あかなめ」「ダイダラボッチ」、第四部「猫町切符」「海坊主先生」「悪魔ブエル」の15作品を収録。解説は舟崎克彦「闇の復権」。

本シリーズは週刊少年マガジン(1965-69年)、別冊少年マガジン(1966-1970年)、週刊少年サンデー(1971年)に発表された作品を収録しています。単行本化された回数が一番多くて、いわばもっともポピュラーなシリーズです。

ところが本巻だけは上記シリーズ以外の2作品、「猫町切符」「海坊主先生」を収録しています。「猫町切符」は週刊実話に連載の、SF色が強い「新ゲゲゲの鬼太郎」シリーズのうちの一編ですし、「海坊主」は少年マガジン「懐かしのヒーロー漫画」として少年マガジンに単発で発表された作品です(ともに1978年作品)。とはいえ発売当時は希少価値もありましたが、現在ではふつうに読むことができる作品です。

個人的には「猫町切符」の不思議な世界に魅了されます。いつものように敵をやっつけたりしませんが、何度読んでも良い作品だなあと思います。

本書はもともと「水木しげる妖怪まんが集5 ゲゲゲの鬼太郎2」として刊行された文庫の新装版です。