「失敗する可能性のあるものは失敗する」というあまりに有名な法則から始まる本書の内容は、この十数年の間に、確実にアメリカ人の生活思想の中に根をおろした。すべてのビジネスマン、研究者、技術者、学生、医者、乞食、政治家、プログラマ、その他の人々に本書をお勧めする。
あるあるネタ。
★★★☆☆
思わず「ニヤッ」としてしまう、
日常の“あるあるネタ”が満載の本です。
勘違いをする人(私自身もですが)が多いと思いますが、
基本的には『マーフィーの法則』は、
マーフィーという人が実際に言った(書いた)というものではありません。
多くの人に共通する
「よくありそうな出来事」
「共感できる、法則と呼べるような出来事」
などのことを『マーフィーの法則』と定義付けているものです。
潜在意識を利用した、
自己啓発の『マーフィー』とも全く関係はありません。
内容はおもしろいものが多いのですが、
読み進めていくと「おなかがいっぱい」感が出てきます。
また、有名な法則を星5つとした場合でみると、
結構なバラツキを感じてしまいます。
(自分に直接関係のないような法則はイマイチだと感じやすいでしょう)
部分的には星5つ、その他は星2〜4つ、
総合的な評価としては、星3つという評価とさせていただきました。
当たってる!
★★★★★
「21世紀版」なんてものも出ているらしいが、結局はこれ! 「失敗する可能性のあるものは、失敗する!」、これに尽きる。数あるアメリカの経営書の中でも、最も実践的な一冊だと思う。一番、当たっていると思う。もともと、アメリカのNASAの技師が、「ひょっとすると、今度のロケット、落ちるかもしれない」と消極的な意見を出したら、実際に落ちてしまったという貴重な経験から生み出された大法則。みんなも、何かしらの経験があるのじゃないだろうか。前から来る自転車、オレにぶつかるんじゃないか、あ、ぶつかった、みたいな。このクルマ、ブレーキが効かないかも、あ、効かない、ぶつかった、みたいな。 これらのリスクを取り除いたところに経営の未来がある、みたいな。
ひねた視点で語る真理。
★★★★☆
「探し物は必ず最後に探す場所で見つかる」
「探し物は最初に探す場所にあるが、最初に探す時には絶対に見つからない」
みたいな、世の中の「運」的要素を「法則」としてまとめた、
ブラックユーモア溢れることわざ集です。
結論的には「世界は常に最悪の結果を選択している」という一種の悲観的運命論であり、
疲れたときに読むと変に開き直れたりするかもしれません。
「これ、あるあるwww」
みたいなのが誰しも一件はあるはず。
脱力したい方やブラックな笑いを楽しみたい方は是非是非。
すねたビジネスマンになる方法である。
★★★★★
真実を語ることは時に罪になる。
真理を語ることは時に笑いになる。
この本ほど世界の成り立ちを正しく伝えているものは無いとつくづく思う今日この頃です。
「複雑な解答には必ず簡単な説明がつく。」
ネガティブなサラリーマン川柳
★★★☆☆
マーフィーと言えば、信じるモノは救われる的な、ひたすらいい事だけ考えて幸せになる。
そんなルールだと思っていたらネガティブなものもあるんですね。
笑えないサラリーマン川柳みたいでした。
ヲタとしては「見たい番組が2つしかなければ、同じ時間に放送される」とか
「見たい番組がひとつしかなければ、中止になる」とか
「1週間待ちつづけた番組は、特別番組のため放送されない」などが身につまされました。
「宗教を持たぬ人間とは、自転車を持たぬ魚のようなものである」に至っては
意味がわかりませんでした。