彼等の通算14枚目!相変わらず完成度高し!ただ音楽性は若干変化してる模様・・・今回はドゥームとかメタルというよりロックな感じが強いかな!?そんなに暗くないし。曲調が明る目。これなら売れてもいいかなと思う!?メジャーな人間椅子もいいと思う(笑)

若干、おどろおどろしさが足りないような気もしますが、「雷神」「二十一世紀の瘋痴狂」「品川心中」「ふじつぼ人間」と中々の佳作ぞろい。近年のアルバムどは一番の出来ではないでしょうか?個人的に一番のお薦めは「幻色の孤島」ですね。元ネタは分かる人には分かる、日野日出志さんの同名トラウマコミック。やや冗長過ぎる感はありますが、中盤以降の張り詰めた緊張感が一気に爆発する様は、さながら名曲「ダンウィッチの怪」を彷彿させます。実にいいですね、はい。

様々なジャンルの楽曲が詰まったアルバム。
ハードロックあり、プログレあり、ジャパメタあり(笑)。
幕の内弁当のように、色んな味が楽しめます。
椅子が今迄首を突っ込まなかったジャンルにも挑戦していて、意欲的なアルバムになったと思います。
ノブさん効果か!?

私の中では、「ダンウィッチの怪」以後、やっと楽しめるアルバムです。
全体的に重めのロックで、かなりお気に入りです。

問題は、やはりナカジマ氏のボーカルでしょうか？
マスヒロ氏も相当酷かったですが、ナカジマ氏もはっきり言って、商業用で出せるレベルの歌ではありません。
アルバムの質をグッと落としているように感じられます。演奏が素晴らしだけに残念でたまりません。

楽曲自体は、悪いとは言わない。しかし、これは本当に「人間椅子の魅力」なんだろうか？前作をかなり気に入り、首を長くして待っていた本作だっただけに残念だった。「ロックはおどろおどろしくなくてはならない」とその昔２人は言っていたはずだ。しかしこれでは「ただのロック」だ。歌詞、曲、ソロ、全てが作品のイメージのために作られていたあのころが懐かしい。