なにもかもが間違っている
脚本も演出も演技も、これだけひどいと突っ込みどころ満載で逆に楽しめるかも。
主人公は超能力者の女なのか刑事なのか焦点があっちへいったりこっちへいったり。
余計なFBIが出てきて物語の勢いをそぐ。
こんなはらはらしないアクションシーンを見たのははじめてだ。ヘリコプターは予算の無駄である。
あと、ヘリコプターから降りてくる何でもないシーンでスローモーションになっていた所があったが意味不明だ。構図もひどくて変な看板なめはやめてくれ。
犯人が怖くない顔をしていてなさけない。
なのにマッチョな刑事やFBIに格闘で勝ってしまうのが説得力ない。
犯人は暗闇を恐れているというが犯人の心の中のスペースがほの暗いのはなんでだ？
設定の心にダイビングというのがはっきりしない。心の中がなんでTVだ。クライマックスではダイブ中に意識を取り戻しているのにダイブ進行中の描写があるのはなぜだ？とってつけたようなキスシーンも変だ。
かといってトンデモ映画を目指しているようでもないのがなさけない。
サイコパス映画の有名どころを混ぜ合わせればなんとかなるといった製作側の意識の低劣さが透けて見えるのがなさけない。
やはり見る価値なしか。

前作の圧倒的な世界観に惹かれ、今作も視聴。これほど続編に失望した作品ってそうないです。

・精神世界のランドスケープデザイン及びCG処理
・衣装(ただ、エッジィにスタイリングしただけ)
・劇中の音楽

等々、全てに於いてクオリティがガタ落ち。いくらなんでも酷すぎます。

正にタイトル通り。

　映像の美しさその他もろもろで魅せてくれた『ザ・セル』の続編。
　監督が違うところからして、「微妙かも…」と思っていたら、その通りだったというorz
　映像美も、盛り上がりも、なにもない！！　陳腐過ぎる。つまらない！

　主人公・マヤたちが追いかけるのは、連続殺人犯『カスプ』。『カスプ』は、捕えた女性たちを、仮死状態にしては生き返すという非道な人間。彼の六人目の犠牲者であったマヤは、「死んだ」と思われ捨て置かれ、復活したのちにある特殊能力を身に付けた。
　それは、『相手の潜在意識へ侵入する』というもの。誰かが身に着けていた代物を手にとり、意識を集中すれば、その代物を持っていた人間の意識へと入り込むことができる。そうすれば、その人の視点から場所、時刻、相手などがわかる。
　冒頭、その『カスプ』をとり逃し、新たな犠牲者が出てしまう。その事件から一年後、ふたたび『カスプ』が動き出した。一線を退いていたマヤだったけれども、（元）上司の強い希望で、『カスプ』を再度追うことになる。そこで垣間見る、『カスプ』の正体。連れ去られた女性は無事生き残ることができるのか？　マヤはどうなるのか？　『カスプ』の正体は？

　最後が最後で、また…。最後のシメくらいビシッとキメてくれたら、まだよかったのですが（一面雪景色だったはずが、ところどころ雪がなくなっているとか、ヘリコプターが来ていたはずなのにヘリコプターが見当たらないとか、ツッコミどころが多々…）。

映画って…、しかも2って、こんな感じでいーんすか?って疑問を抱きます。 終始つまらん空気を充満させて、あげく謎のキスシーン。 見終わった後、大きく息を吸い込んで、おなかの底から思い切り『下手か!!』て叫んだら少しは気が晴れると思うけど、お金と時間は返って来ませんよ。

殺しては蘇生させる凶悪な連続殺人犯の犠牲者でもあり唯一の生存者であるＦＢＩ女性捜査官との因縁は期待させるものがあるが、この捜査官の特殊能力が映画内では全く役立たずなのにはフラストレーションが溜まった。この特殊能力で他の難事件を解決したという背景も皆無でラスト文字通りお荷物状態になるのには失笑。脳内ダイブのビジュアルも前作を超えろとは予算少なそうだし言わないが、ステレオタイプの味気ないものでがっかり。ＴＶシリーズ中の捜査官スランプのエピソードだったらまだ許せる範囲。