最強
★★★★★
三十年来のファンですが、驚きを隠せません。
彼の宇宙は、果てしなさすぎる。
「絶対捕まらないぜ」とか「逃げるんだげるんだー」とか、そんな言葉が頭をぐるぐる回っています。
あ、これが清志郎だよね〜、って安心して同じ場所にいたら、すぐにどこか次の場所に行っちゃって、
こっちだこっちだ、って呼んでるような、
いつもそんな感じがしていましたが、
亡くなってからもまだ同じ調子で、
俺はこんな風にも世界をとらえてたんだよ、全く知らなかっただろう、と。
70年代から亡くなる3ヶ月前の作品も含めて、
技術と才気にあふれた油絵、かわいくてユーモアにあふれた水彩画のすべてから、
彼の愛した世界が、というか彼の世界への愛が、
これでもかというほどに、響いてきます。
サウンドでも、言葉でもない、静かな世界に、
大音量で響いてきてしまうのです。
ロックです。あきれてものもいえない、くらいに。
天才は多作である
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ピカソの言葉だったと思うが多岐に渡る忌野清志郎の才能をあますことなく網羅した本。
多数の絵画やイラスト、学生時代のノートやステージ衣装、ツアーパンフレット、ポスター
ファンクラブ会報、ディスコグラフィー、バイオグラフィーなどを詰め込んだ
個展、忌野清志郎の世界は圧巻である。
あふれる才能に涙
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小学5年生の時に描かれた水彩画から、2009年のデビュー39周年の際に
ファンに宛てた感謝のメッセージまで、清志郎の美意識を知ることのできる
膨大な作品の数々が、上質な紙、上質な印刷で再現されています
個展での作品はどれも素晴らしい物ばかりでしたが、私が特に感動したのは絵、
それも油絵でした
清志郎の生きた証のように感じられた一筆一筆の絵の具の重なりを思い出しながら
本書を観ると、あの時の感動が蘇ってきます
「瀕死の双六問屋」の原画やウクレレのデザイン画、週刊「鳩」の中身の一部や
高校時代に描かれた漫画のノートなど、ファンが待ち望んでいたものが、
この一冊に詰まっています
ポスター、衣装、写真、オレンジ号、ヘルメット、漫画、CDジャケット、
どんちゃん画報表紙、Tシャツなどのグッズまで網羅
この内容、この美しさ
正に永久保存版です
素晴らしすぎて・・・
★★★★★
「個展 忌野清志郎の世界」に合わせての出版。ここにきて、清志郎関連の出版物が相次ぎましたが、まさしく決定版!と言える内容です。力強い絵画作品はブルースそのもの。
保存版としてもう1冊購入しておきます。
生きているときに出して欲しかった
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本格的な油彩から落書き、また「週刊 鳩」までが、ステージ衣装やポスター、スチール写真などと共に満載で、まさに清志郎博覧会!。惜しむらくは、生きているうちに出版されて、清志郎の自慢話を聞きたかった。