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古今和歌集 (岩波文庫)

価格: ¥882
カテゴリ: 文庫
ブランド: 岩波書店
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解説も現代語訳もないけれど・・・それでも芸術♪ ★★★★★
古今和歌集の岩波版。

必要最小限度の訳注しかありません。けれど読んでいるうちに大体の意味はわかっちゃいます。
さすがは日本語の原点の一つというべきでしょうか?
逆に五七五七七の文字の配列をみるだけでも、面白い。
かなと漢字の配列自体がすでに芸術なのです。
もしかしたら、当時の人も「文学ではなく芸術として和歌を捉えていたのでは?」と思えるほど。
それほど、和歌そのものをみるだけで楽しく、美しく思える。

現代語訳が見たい人は、角川版か講談社芸術文庫の古今集を手に入れましょう。
私は岩波を原点にして、その他の本を参考書にして平安の歌心を楽しんでいます。
読めば読む程、味が出る ★★★★★
正直に言って、はじめは「なんてタイクツな本なんだ!」と思っていました。
きらびやかでイメージが斬新な「新古今和歌集」に比べて、
古今和歌集の方は何ともまあイメージが貧困に思えて仕方がなかったのです。

しかし、この和歌集の魅力は、なんといっても「てにをは」の使い方、そのリズムにこそあるのだ、ということに気付いてからは、なめらかな言葉の「流れ」が、なんともまあ心地よいものに感じられるようになり、繰り返し詠むうちにヤミツキになってしまいました。

流れるような言葉のリズムという点では、「新古今」を大きく凌駕しています。

これからこの和歌集に親しまれる方、ちょっと読んで「なんてタイクツ!」と投げ出してしまうのはもったいないです!是非、気長〜に付き合ってみて下さい。

それでも「とっかかりがつかみにくいなぁ」という方は、大岡信さんの「四季の歌 恋の歌」、「紀貫之」、
佐々木隆さんの「古今和歌集入門 ことばと謎」を読まれると、この和歌集がグッと身近になりますよ!
最高! ★★★★★
千年も昔の人々のスイートな詩に、おもわず"クスリ”としてしまう。
私が好きな詩を例にあげますと、
 睦言もまだ尽きなくに明ぬめり いづらは 秋の長してふよ
 (恋人とのピロートークもまだ尽きないのに夜が明けてしまった。
 どうしたもんだ、秋の夜長という夜はちっとも長くないぞ!)
かっこ内は前段は私の訳、後段は佐伯梅友氏の訳を使用。
かなりおかしいでしょ。
このイマジネーションの自由さは脚注のイカシタ現代語訳のおかげもあるし、古語のもつ繊細な表現によるものだと思う。
秋にぴったりの一冊ですね。
最高だ! ★★★★★
この本には解説がありませんが、それがかえって好きと言う方は是非。

何度繰り返し読み、詠んだだろうか。

私は特に春から冬へかけての季節の歌が好きだ。
これは、四季の絵巻物であり、貫之の編集の才にも大喝采を送りたい。

古今和歌集が日本の文化に与えた影響は言ふも更なり、
と言った感じだが、まだ手に取ったことのない人は、
是非、読んで下さい。

古今和歌集に対してならば、
「古今和歌集をよまずに、日本文化を語るなかれ!」
と言っても、全く過言ではないでしょう。

ああ、もう本当に美しい。