この本を用いて輪読をしてみましたが・・・
★★★★☆
磁性体や超伝導を主にに扱う研究室の学部4年生で、この本を輪読してみましたが、式展開を追っていくのに精一杯と言う感じでした。導出法などは非常に丁寧に書いてあるのですが、物性物理に対してそれらがapplyされた場合についてほとんどかかれていないので、経験の乏しい学部4年生では、そこに書いてある式のご利益を想像するのが非常に難しかったです。
基礎をある程度修めている大学院生などが読むには非常にいい本だと思います。
いい本だと思うんだけど
★★★★☆
同じ著者の培風館から出ている電気伝導と併せて読みたい.統計力学の入門から量子統計までをコンパクトにまとめてある.場の量子論の統計物理への応用の本は有名なものが沢山あるが,どれも大部で臆してしまう.その意味で,この本は決してやさしくはないが,チャレンジする気はおきると思う.グリーン関数,ファインマンダイアグラム,線型応答理論がこの本のキーワード.相転移,超伝導,超流動には触れていない.初版は1966年だが,1992年の2版で理解を補うために若干の追補があった.
いい本だとは思いますが・・・。
★★★★☆
この本は『Green関数』の本です。
式変形がとても丁寧に書かれてますが物理的意味がほとんど書いてない等、
言葉足らずの部分が多いと思います。
その為、計算方法は理解できても何をしてるのかわからなくなりがちです。
分かってしまえば初学者向きだと感じるが初めての人には何してるのかわかりにくい
・・・そんな不思議な(?!)本です。