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魔法使いの娘 (4) (ウィングス・コミックス)

価格: ¥557
カテゴリ: コミック
ブランド: 新書館
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うーん、バランスがなあ。 ★★★★☆
『魔法使いの娘』もついに四巻めに突入。
一話一話語られるオカルトネタのほうは、やはり新鮮さに欠ける。
どこかで読んだような、中には他作者のあの作品にこんなオチがあったなと
思ってしまうところは否めない。たぶん、一話ずつの話だけが主軸であれば
すでに私はこの本を買わなくなっていたと思う。

父親と無畏の間で時々交わされる過去の因縁がどういうものだったのか、
そこにどんな謎があるのか、初音の両親はそこにどう関わってくるのか
その辺の謎が知りたくて、ついつい買ってしまう。じらされてるなあ…。

那州さんの作品のよさの一つとして、キャラクター作りのうまさがあると思う。
これは既刊本の「ここはグリーンウッド」にも見られた特色で、
ストーリーを進行させたり、主人公の脇役として添えられるようなキャラクター作りではなく
作品で語られる物語のほかにも、登場人物それぞれに人生があり、
その場所では彼らが彼らなりの人生を送っているのだという感慨を漂わせる妙がある。
四巻ではおでこの広い朋絵ちゃん個人のストーリーが13話の最後やおまけまんがに
うかがえて、あんなやつらの周りで普通の人として過ごしている彼女が
たまらなくかわいく思えた。がんばれ朋絵。君に幸あれ。
いつもパワフルに掃除している初音ちゃん ★★★★☆
新しいマンションにはやっぱりアレがいるわけで――――……。

生活能力皆無、人間の感情を推し量ることがまったく出来ない生活不適合者の父親と、焼け出された家を出て新しいマンションに引っ越した初音は、
ここでもいろいろなアレとかソレとかに巻き込まれ、同級生に訳わからん嫉妬をされ、
胡散臭い知り合いの胡乱なトラブルに巻き込まれ、なんだかフツーから微妙にずれた生活を続けております。
自分の周りがクリアになってくればくるほど、自分が何も見ていなかったことに気がつく初音―――
父のしたことが、思っているよりもずっと非道なことであることにもうすうす気がついているようですが、
それよりも「ちゃんと服を脱いでよね!」なほうが大切なところがすばらしい!!
生活をきちんと送ることこそが、本当はとても大切なこと―――。
それを知っている初音は、実はとてもすごい能力を持っているのかもしれません。

それにしても初音は一人で暮らしているのに、しょっちゅう掃除機かけてるな!! 
小太とかテンテンとかちょっと人外のアレがいるせいなのか??
ほぼ一人で食事してるのに、ちゃんとご飯食べているみたいだし…
そういうところがすっごい庶民でステキです。
主人公の元気さに救われる ★★★★★
この作者は「暗い作品はとことん暗く、明るい作品はとことん明るく」
というイメージがありますが、ほどよく調和のとれた作品になってると思います。
(4)には初音の住む「おばけマンション」にまつわる2話、
初音が「本当のパパ」のお墓を探す話、
そして無畏の同居人「繰名」を見初めた人形作家の話・・・の4話が収録されています。
今回はあまりパパの過去を知る手がかりとなる話がなかったものの、「繰名」の意外な正体が判明。

パパがらみの厄介ごとのほかに、友達に嫉妬されたり
近所づきあいがあったり、いろいろ大変な状況をパワフルにこなしていく主人公がすごいです。
小八汰の出番が少なかったのがちょっと残念。

パパの秘密 ★★★★☆
 もしもパパが私の敵だったら、私は心底パパを憎むだろう−
 初音はいつもどおりパパの仕事に巻き込まれて怒りながらも、しっかりパパの面倒を見続けてます。でも初音の実の両親にまつわる秘密が明らかになったとき、無敵の陰陽師である無山に対して(生活力はゼロだけど)、初音はどう行動するのか。続きが楽しみです。