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State of Mind

価格: ¥1,078
カテゴリ: CD
ブランド: EMI Import
Amazon.co.jpで確認
これがデビュー作、後生畏る可し ★★★★★
このCDには、PCで見られる映像を納めたトラックが入っているので、
「リズムが命」のラウルのギターを引っ掻いたり叩いたりして音を出す様子や、
ボイス・トランペットを目と耳で確認できる。百聞は一見にしかず、是非ご覧あれ。

プロ・ダンサーのアルゼンチン人の父とアフリカ系アメリカ人の母との間に
生まれたラウルは、小さい頃から様々な音楽に馴染んでいた。
窓の外の車のウィンカーの音も、コオロギの鳴き声まで音楽に聞こえて
耳をすましていたという。

「僕は常に、自分の音楽にいろんな要素を取り入れていきたいと思って、曲を作っている。
それは多くの音を取り入れて曲に広がりをもたせようというよりも、
単純に自分が好きなものを全部曲に入れたいということ」とラウルがいっているように、
このアルバムにはR&B、JAZZ、ソウル、アフリカン、ラテン、スパニッシュ云々という
幅広いジャンルの曲が収まっている。

もともと豊穣な音楽的土壌をもっている彼が、この幅広い音楽を彼が取り入れ、消化したときにはどんな音楽が現出するのだろうか。
第二作がこの夏でるらしいので、大いに楽しみだ。

そして、ギターだけでななく、ボーカリストとしても、ラウルは尊敬する
スティービー・ワンダーやダニー・ハサウェイに比肩する存在になるだろう。

今後、ラウル・ミドンからは目が離せない。
やや失速気味ながらも・・・ ★★★☆☆
オープニングトラックであるState of Mindから驚かされる。
「おっ…」ハーモニクスの絶妙な使い方といい切れのあるカッティングといい、素晴らしいです。
しかしややバラードが多すぎる感は否めません。
しかもバラードは曲調が似ている…ハーモニクスも多様し過ぎに感じます。
全体的にアコースティックな感じに仕上げてありますが、そこがやや物足りなくなってしまっています。
しかし歌の上手さは聞き惚れるほど。
しっとりしつつも力強い歌声が聴ける一枚です。
アツく、サワヤカ ★★★★★
ラジオで、このアルバムの1曲目を聞き、アマゾンで即 注文しました。
彼の歌声は、優しく力強い。彼のギターは、激しく、そして優しくリズムを刻む。やがてそれらは、アツくサワヤカな風を巻き起こす。
ずっと前から、彼の歌を渇望していた…
そんな、錯覚をするぐらい体の中に自然に溶け込む曲ばかりでした。
光輝く ★★★★★
1曲めのパーカッシヴなカッティングを聴いた瞬間、タック&パティを思い起こしました。同じパターンを繰り返す上で演奏ないしは歌うという場合、圧倒的にピアノよりギターの方が切羽詰った感じでいい。ジョージ・ベンソンみたいなゴージャスさやいやらしさはありません。(これはこれで大好き)それは彼が盲目である事にもよるのでしょうか。盲目のミュージシャンというのは、どこか求道的なイメージがあります。彼らは目には見えない光を全身に浴びているような、まぁ、勝手な思い込みですが。表の写真はブラコンの人かと思わせますが、裏の写真ではファッションモデル風ギタリスト。視聴した人は買う気になると思いますが、きっと満足するはず。幸せな気分に浸れます。
末永く活躍してほしいミュージシャン ★★★★☆
ある日MTVをダラ見していたら突如飛び込んできたライブ映像。
アコースティックギター1本で、フラメンコのようなパッシブなカッティングを刻みながら歌うその姿に釘付けになってしまいました。
スティービーを彷彿とさせるメロディにちょっとハスキーな声がマッチしています。そしてスキャットのヴォイス・トランペットの素晴らしさ。おまけにギターも半端なくウマい!
私が見たのはアルバムタイトルにもなっている「State of Mind」。
ギターのバカテクぶりもさることながら、曲のセンスもかなり良く、キャッチーにまとまっています。
表題曲もいいのですが、個人的に好きなのは「Sittin' in the Middle」だなあ。さすがdedicated to Donny Hathawayだけあるという感じです。

盲目で、このテクニックということでピンスポット的な注目を集めている彼ですが、曲自体のクオリティが素晴らしいのでどうか1発屋にならずいろいろ活躍してほしい・・・と今から願ってしまうアーティストです。