昨今様々なところで『少子化問題』が取り上げられており、政治･行政･司法の分野でもいろいろな形でニュースになっておりますが…
結局は、『子育てにお金がかかる』から子供を作らないのではなく『どう、子育てをしたいいのか判らない』から子供を作らないのではないかと思います。
「お金を上げるから子供を作ってください」じゃ、誰も子育てはしないと思います。
この本は、『何故、子供を生んで育てるのか？＆どのように育てるべきか？』を判りやすく書いている本だと思います。
これから結婚をしようと思っている人達に特にお勧めです！

「教育論」と書けば難しく感じるかもしれませんが、内容はいたってシンプルで理解し易い。
「小さな子供が持つ神秘な能力」を認めつつ、神として扱ってきた“よき時代”の日本人。「子供は未熟な小さな大人」として捉える、現代の親たちの間違い。「網の目の精神」から学ぶ世間性重視の教育・・・知っているようで忘れられてしまった「日本の家庭教育」を、現代の家庭教育に活かすヒントを与えてくれる良書だと思います。