競演にもほどがある
★☆☆☆☆
まず、ロバート B パーカー氏の突然の他界は非常にショックでした。
スペンサーシリーズもそうですが、サニーランドールの作品がもう読めないというのは
非常に悲しい。
そして、今作は僕的には駄作です。
サニーの魅力はやはり、スペンサーと違い、女性ならではの非力さと
色々な悩みでしょう。スーパーマン、スペンサーとは対照的。
ですが、サニーは弱い女性かというとそうではない。
非常に強い意志をもった女性で、だからこそ悩むのでしょう。
強い人ほど悩むのです。(スペンサーはちょっと違いますが。)
ところが今作は、他作品のジェシーがでてきてしまい、どっちが主役やら
よくわからなくなってしまっている。またサニーの存在が薄い。
だからこそ、今後に期待していたのに。サニーシリーズはあと1作でしょうか?
非常に残念でならない。
パーカー作品のおなじみの人たちがたくさん登場
★★★☆☆
パーカーの作品を全部読んでいる人なら、おなじみの人たちと、こうしたかと、さまざまに楽しめますね。読者に教養(?)を要求しないので、ストリーの展開はテンポが良いし、そんなに複雑じゃない。サニーの周りの人たち(無敵)の都合の良い活躍はスペンサーシリーズ以上です。そこがちょっとつまらない。星4つには届かないということです。サニー自身も好きになれないからしょうがないか。でも、ボストンの雰囲気を知りたいので読んでしまう。
私は、スペンサーの後をサニーが継ぐと思ったのだけど、そうはならないね。
他作品とセットでどうぞ
★★★☆☆
今回の依頼主は映画プロデューサー。自分のもつ大リーグ球団に女優のエリンを選手としてデビューさせ、映画の宣伝にしようと計画していた。エリンの護衛を頼まれたサニーは、依頼を受けるが、その矢先、付き人のミスティーが殺害される。
今回は、パラダイス警察署長ジェッシィ・ストーンとの共演が実現します。できれば、そちらのシリーズの前作「訣別の海」を読んでから、本書をお楽しみください。
女探偵、サニー・ランドルシリーズ第5弾はユーモアあふれるタッチ
★★★★★
ご存知サニー・ランドルシリーズ第5弾。今回はこれまたご存知、ジェシー・ストーン署長との夢の共演が実現した。
ある事件を通じて知り合うふたりだが、互いに惹かれあうようになり・・・
ユーモアあふれる軽妙なタッチが絶妙。特に買い物先のブティックでのふたりの振る舞いには抱腹絶倒、ニヤリとなる。
パーカーファンには十分楽しい1冊。
先に読むな
★★★☆☆
ストーンシリーズは読んでないが、ランドルシリーズは読んでいる、というヒトが居たら、とにかく先に 『訣別の海』 だけでも読んでおかないと面白くないでしょう。
話はいつものパーカー節でファンなら楽しめますが、違うシリーズも全部順番に読みなさいって言うのはちょっと反則というか販促?