究極のピアノ&ヴォイスに心震える
★★★★★
ルーファスの新譜が出たとなると、これはもう買わずにはいられません。
posesの叙情、wantsの壮大さ、release the starsの絢爛に続いて、ルーファスが打ち出してきたものは、ピアノと歌声だけのシンプルな世界。
だけど、このシンプルな構成が、ルーファスの世界の官能性、恍惚、深い闇とまばゆい明るさなどを、よりクッキリと浮かび上がらせていて、全体では力強く香り高い、統一感のあるアルバムになっている。
最後の曲が終わった途端にまたスタートボタンを押して、何度も聴いてしまった。
ルーファスはこの春、個人的には、最愛の母親を失うということがあったようだが、歌の歌詞にはどの程度反映されているのだろうか、じっくり読みたくて歌詞カードを見たけれど、読めなくて(ルーファスの直筆?ものすごいクセのある飾り文字っぽい手書き文字)、諦めた。
これからもルーファスが見せてくれる世界を見逃したくない、そんな気分にさせてくれる名盤。
待ってました!
★★★★★
1枚目、2枚目のアルバムが好きでしたが
3枚目以降、音が複雑に厚くなっていって、私にはついていけず
「もっとシンプルだといいのに」と思っていました
ここのレビューを見て
「まってました!」と試聴もせず購入
アタリです!
2ndの1曲目「Cigarettes And Chocolate Milk 」
がツボの人にはピッタリくるアルバムだと思います。
個人的に雨の日に聴くのが好きです
ピアノがキラキラした雨粒のよう
ピアノにまいった!
★★★★★
全曲、ほぼピアノ一本で歌い上げているこのアルバム、一曲目からいきなりルーファス独特のうねるような歌声とメロディ...前作「Release The Stars」がポップ感満載だったので、なにか暗黒に落ちていくような感覚。しかし、何度も聴いているうちにキラキラと流れるようなピアノの音色に魅了され、そしてそれにのっかっていくルーファスののびやかな歌声が快感になる。おすすめは9曲目「The Dream」。まさに夢に満ち溢れたメロディ、ルーファスが汗をかきながら熱唱する姿が目にうかびます。