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エモーショナル・デザイン―微笑を誘うモノたちのために

価格: ¥3,045
カテゴリ: 単行本
ブランド: 新曜社
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デザインと本能 ★★★★☆
蓼食う虫も好き好きか。デザインの本質と、人間の思考について考えてしまう。
どこまでが個人的嗜好でどこからが本質なのか。
本質だけでデザインは完成するのか。ひとつずつトライ&エラーを繰り返すしかないのか。
もう少し「情動」に深みを持たせて欲しい ★★★☆☆
インダストリアル・デザインの世界でエモーションがキーワードになって既に何年か過ぎたが、この本もそれに一役買っていることは間違いないだろう。
前半の「情動」に関する文章はとても興味深く読めたが、引用されているエモーショナルなプロダクトが、あまりにもベタな感じがして、日本人には(?)少し違和感があるのではないだろうか。
日本語版では、サブタイトルが「微笑を誘うモノたちのために」とされているが、エモーショナル・デザインが指す情動は、そのような分かりやすいものだけではなく、柳宗理や深澤直人などに代表されるデザイナーたちが実践してきた、「他のものに比べて何が良いのか言葉にすることはできないのだけれど、何となく(というか絶対)こっちの方がいい」と言わせる感情であるべきだと思う。

読んで損はないと思うけれど、「誰のためのデザイン?」ほどのインパクトがない。
情動の不思議さ ★★★★☆
「誰のためのデザイン?」の、後日談的な一冊。

「誰のためのデザイン?」では、
誤り易いデザインは、必ず、失敗を招くので、
間違い難いデザインをするのが大事、という観点で、
どういうデザインが良いのかが論じられました。

この本では、単なる使い易さを超えて、
思わず欲しくなる、情動に訴えてくるようなデザインについて、
その認知科学的な仕組みを紹介してくれています。

この辺りの分野の研究が、それほど進んでいないせいか、
やや、内容的に、まとまり感に欠ける印象もありますが、
ものを擬人化しがちな人間の認知メカニズムから、
ロボットの将来について語ってみるなど、
色々な話題を提供してくれているので、
認知科学に興味のある方なら、読んで損のない一冊だと思います。

文系的領域への架け橋を期待 ★★★★☆
コンピーュター工学や造形デザインの領域で認知科学は、「インターフェイス・デザイン」が数量的にアプローチする。けれど当然ながらヒトは計測できる数値だけで「モノに感じる魅力」を全て理解できる訳ではない。パソコンのアイコンやマウスといったユーザーインターフェイスは、それまでには存在すらなかったものが自覚の下で「面白く」何かに馴染んだからこそ世界的に支持されたのだ。筆者がこの面白さなどの「感情」をロボット(アイボが紹介される)にも当てはめ、造形物の将来を構想したのが本書。しかしまさに文化に関わる領域だけに、PCのような造形物だけではない、文系的領域への架け橋を期待したくなる。