名作"My Life"から約9年振りに再びP. Diddyとがっちりタッグを組んだQueen Of HipHop Soul、メアリーの通算6作目が遂にリリース。それにしても再びP. Diddyとメアリーが組んでアルバムが作られるとは誰が想像しただろうか。あれほどの確執を乗り越えて作られた本作に興奮は最高潮になるのが当たり前。本作からのリードシングルとなる(8)が鳥肌の立つほどの出来映えだったのだから、期待しないわけにはいかない。その"I'll be there for you"以来のコンビとなるメスとの(8)は、Hot Sex使いの強力にかっちょいいトラック。メロの展開も申し分ないし、メスのラップも強烈にかっちょいい。何もかもが完璧なまでのフロア完全仕様。リピートしまくり。アルバム中でも白眉の仕上がり。これに続くのが50 Centとの(7)。徐々に黒いうねるビートが覆いかぶさってくるこれも、マジCool。カラダが揺さぶられること間違いなしのフロアキラー。Dr. Dreプロデュースの(4)もいい。Family Affair時とは違ったアプローチの仕方が新鮮だし、やっぱり何よりもビートが黒い。その他にも大ネタを多用した曲が目白押しで、"My Life"の続編という位置づけも納得がいくというもの。でも明らかにその頃のメアリーよりも格段にボーカルの請求力は増しているし、女王としての貫禄は何よりも変え難いもの。これはマジ必聴です。
限定盤として特別収録されたDVD、これはLove & Lifeのレコーディングのすべてを生々しいまでに収録したもの。P. Diddyとの言い争いから、レコーディング中に涙するシーン、すっぴんの姿で自分の思いを口にする場面まで生のメアリーをこれでもかというほど感じることができる。ともすればネガティブに捉えかねない場面を潔く収録しているところなど、まさにメアリーならでは。ファンならこれは必見。