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自伝からはじまる70章―大切なことはすべて酒場から学んだ (詩の森文庫 (101))

価格: ¥1,029
カテゴリ: 新書
ブランド: 思潮社
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無頼漢とはなにか ★★★★★
~一般人とは一線を画す人々を僕たちは好む。
自分にはなれないから、その人たちに僕たちの希望を託す。

僕はこの人をABC殺人事件の訳書から、知った。
クリスティの訳を読んでいて、日本語がきれいだなーと思ったから、
興味を持って調べたら出てきた。
無頼漢であった。
酒飲んで、世界を飛び回っている。
ジプシーじゃん。
かっこいいじゃん。

~~で、現代詩文庫が出たので、見てたら、田村さんが出てきた。
読んだ。悔しい。こんな生き方かっこいい。まねできない。悔しい。
ということで、気持ちがほぐれます。
ぜひ、うらやましく思ってください。~

おすすめ ★★★★★
田村隆一。ひょっとすると教科書で見かけた人もあるかもしれない。写真も掲載されていたかもしれない。彼の晩年の精悍な表情は彼が歩んできた道を感じさせた。長く険しい道だ。彼は、戦後、廃墟のなかでもう一度、美を見つめなおし、言葉というものと徹底的に闘った現代詩人の代表格だった。軽妙で見事な文章だが、書かれていることは大事なことばかり。何回読んでもぼくたちは感動し、そして、ああこんな時代があったんだなあ、と思う。酒場で見かけた詩人たちの喧嘩や、奇声をあげる主人、そして酒を愛すひとたち。なんだか当時―一番詩が熱かった時代―に戻ったみたいだ。また、彼の詩を読むときは、なんだ目頭が熱くなってしまう。(これは言いすぎかも。)昔、戦争があって、詩人達が生まれて、それに熱狂した読者たちがいた。この本に書かれたコトバはどれもこれも復活させたいのばかりだ。