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孤高のメス―外科医当麻鉄彦〈第2巻〉 (幻冬舎文庫)

価格: ¥600
カテゴリ: 文庫
ブランド: 幻冬舎
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おもしろくなってきた! ★★★★★
始めは文章の乱雑さにちょっととまどいましたが、
内容は凄くいいです。
近江大学から派遣されてきたぐうたら外科医の野本。
なかにはこんな信用できない医者もいるんだろうな
と思うと、おちおち大学病院にもいけない。
読んでいくうちにその横暴さにますます腹が立ってきます。
対照的に当麻医師は評判を上げ、小児患者の生体肝移植の
話が持ち上がる。
脳死移植もまだ解決できていなかった時代の物語です。
移植さえ出来れば、患者は助かったのにそんな出来事も
盛り込まれています。
とても興味深い ★★★★★
1巻を読んだときは、文章はなんだか少し、ぎこちないように思ったけど、中身が本格的ですごい読み応えで、ぐんぐん惹き込まれた。2巻では、さらに、面白くてますます惹き込まれた。ほんとうに、信頼できる人に出会うことは難しい。主人公のような人物に出会えたら、どんなにいいだろう、と心から思った。患者の立場として出会っても、同僚や部下として出会っても、幸せだろう、と。
この作者の作品をもっと読みたいと思った。専門家として、さらにいろいろな作品を読ませてほしい、と。
木漏れ日の丘 ★★★★★
 当麻の評判は日ごとに高まった。そんな時,近江大の実川助教授から二歳の幼児の「肝臓移植」を手伝ってほしいと頼まれる。一か八か,残された方法はそれだけだった。快諾する当麻だが,抜け駆けは許さんとする他の外科医の妬み,手術の失敗を恐れる大学病院の保守的な壁にぶつかってしまう。風前の灯となった生命を前に当麻達の苦闘が始まる。

 新しく登場した実川助教授に注目してほしい。医者としての腕は確かだが,人としては良い人物なのか悪い人物なのか・・・?判断に迷う。また,当麻の過去が明かされより人物像が分かり,話に深みが出ている。
nobunobu shop ★★★★★
もう一つの白い巨頭がここにある。医療界に投石を投げかける内容もストーリー展開もすばらしい。全6巻ですが、続きが気になるので、一気に購入して読みました。
 数々の手術を手がけた現役のドクターが実体験をもとに書いているだけあって、全体的にリアリティーと、生々しい医療業界の問題点を浮き彫りにしている。
 医療に興味の無い方もはまる事間違いなし。
 展開も速く、専門的な内容ながら、分かり易く読みやすい。
 テンポ良く、ストレスフリーで読める。手術シーンのリアリティは圧巻。
 読めばすぐに作品にはのめり込むだろう。