別の人も書いてるけど、テロについてはまさに今の時代を予測するような描写があって、この点は凄い。結末については、まあ、この作者は切ない話が得意だから(せつないと言うよりむなしい結末ですが)。でもヒロインはテロの撲滅ではなく、あのテロ集団の殲滅を目指してたのだから、目的を達成したとも言えます。
細かいつっこみどころは満載ですが、それを補って余りある面白さです。必読!とは言わないけど、読んでみたら?ってすすめられる本です。