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ドゥイノの悲歌 (岩波文庫)

価格: ¥713
カテゴリ: 文庫
ブランド: 岩波書店
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ハードカバー単行本にまとめられた「ドゥイノの悲歌」。 ★★★☆☆
あらゆる詩の中で、独特の存在感で際だっているひとつが
「ドゥイノの悲歌」。
それが独語原文と共に1冊にまとめられ、
訳者がゲーテ、ニーチェ、ヘルダーリンなどで著名な手塚富雄氏というのが
この本(アトリエHBによる単行本)の魅力。

A5サイズのハードカバー。
原文と日本語訳は分割して収められ、
間に訳者による2段組で5ページの解説文がある。
これは詩の成立過程を記したもので、詩そのものの解説ではなく、
そういったものは本書にはない。

北イタリアのアドリア海に面したドゥイノでの最初の霊感、
10年後アルプスのローヌ渓谷にある
中世に立てられた塔にこもったリルケを訪れたヴァレリー・・。


原文が掲載されているのは嬉しいが、
見開きのなかに、右ページが日本語、左ページがドイツ語という形で
完全につきあわせてほしかった。

日本語の級数がやたらと大きく、
原文が小さい。

不安と力強さ ★★★★★
 『マルテの手記』とならぶリルケの主著。
 人生に対する不安を歌いながらも、どこか力強さを感じさせる。
 なお本作はアトリエHBより新装版が出ている。そちらにはドイツ語の原詩がついているのだが文庫版の詳細な訳注・解説が削られている。
ぼろぼろになるまで頁をめくった ★★★★★
リルケの著作の中では「マルテ」よりも後世に与えた影響は大きい。ハイデガーやアガンベンをはじめ、いろいろなところで引用される。十の悲歌よりなるが、詩歌の中でも思弁的な要素が強いせいか読みやすい。無常の存在である人間として生まれた詩人は何によって生きていくかということを問い、詩人はさまざまな委託に答えて言葉を発していかなければならないという強い宣言みたいな詩の数々。人は何を認識できるか、人の世界はどのように開かれているか、人の愛はどこに向かうべきか、そういったものに対するリルケの考え方が展開されており、良い意味で哲学的である。たとえば第八悲歌などは動物の世界と人間の世界の違いについて思いをめぐらしており、この問題意識はアガンベンの「開かれ」に通じる。とにかくいろいろな問題群をはらんでおり、それでいて読みやすい。手塚富雄の訳はもちろんのこと、注釈も絶品だと思う。詩歌の解説でこれ以上隅から隅まで読んだものは他にない。
ドゥイノの悲歌 ★★★★★
まず本そのものが美しいので、見た瞬間嬉しくなってしまいました。活字が大きくて読みやすいとは言え、内容は決して簡単なものではありません。人間の存在のあり方を求め続けたリルケの、苦しんだ過程と、その結果たどり着いた世界を歌い上げているのですから。でも「人間はどうして生きるのか」と悩んだ人ならば、全部とは言いませんが、彼の考えに共感出来ると思います。ドイツ語を学んでいる私には、原文が付いているのも嬉しいです。詩って、意味は訳でもわかりますが、原詩が持っている音感やリズムはなかなか伝わらないんですよね。と言っても私の音感は怪しいので、具体的な表現は出来ないのですが・・。
ハードカバー単行本にまとめられた「ドゥイノの悲歌」。 ★★★☆☆
あらゆる詩の中で、独特の存在感で際だっているひとつが
「ドゥイノの悲歌」。
それが独語原文と共に1冊にまとめられ、
訳者がゲーテ、ニーチェ、ヘルダーリンなどで著名な手塚富雄氏というのが
この本(アトリエHBによる単行本)の魅力。

A5サイズのハードカバー。
原文と日本語訳は分割して収められ、
間に訳者による2段組で5ページの解説文がある。
これは詩の成立過程を記したもので、詩そのものの解説ではなく、
そういったものは本書にはない。

北イタリアのアドリア海に面したドゥイノでの最初の霊感、
10年後アルプスのローヌ渓谷にある
中世に立てられた塔にこもったリルケを訪れたヴァレリー・・。


原文が掲載されているのは嬉しいが、
見開きのなかに、右ページが日本語、左ページがドイツ語という形で
完全につきあわせてほしかった。

日本語の級数がやたらと大きく、
原文が小さい。

不安と力強さ ★★★★★
 『マルテの手記』とならぶリルケの主著。
 人生に対する不安を歌いながらも、どこか力強さを感じさせる。
 なお本作はアトリエHBより新装版が出ている。そちらにはドイツ語の原詩がついているのだが文庫版の詳細な訳注・解説が削られている。
ぼろぼろになるまで頁をめくった ★★★★★
リルケの著作の中では「マルテ」よりも後世に与えた影響は大きい。ハイデガーやアガンベンをはじめ、いろいろなところで引用される。十の悲歌よりなるが、詩歌の中でも思弁的な要素が強いせいか読みやすい。無常の存在である人間として生まれた詩人は何によって生きていくかということを問い、詩人はさまざまな委託に答えて言葉を発していかなければならないという強い宣言みたいな詩の数々。人は何を認識できるか、人の世界はどのように開かれているか、人の愛はどこに向かうべきか、そういったものに対するリルケの考え方が展開されており、良い意味で哲学的である。たとえば第八悲歌などは動物の世界と人間の世界の違いについて思いをめぐらしており、この問題意識はアガンベンの「開かれ」に通じる。とにかくいろいろな問題群をはらんでおり、それでいて読みやすい。手塚富雄の訳はもちろんのこと、注釈も絶品だと思う。詩歌の解説でこれ以上隅から隅まで読んだものは他にない。
ドゥイノの悲歌 ★★★★★
まず本そのものが美しいので、見た瞬間嬉しくなってしまいました。活字が大きくて読みやすいとは言え、内容は決して簡単なものではありません。人間の存在のあり方を求め続けたリルケの、苦しんだ過程と、その結果たどり着いた世界を歌い上げているのですから。でも「人間はどうして生きるのか」と悩んだ人ならば、全部とは言いませんが、彼の考えに共感出来ると思います。ドイツ語を学んでいる私には、原文が付いているのも嬉しいです。詩って、意味は訳でもわかりますが、原詩が持っている音感やリズムはなかなか伝わらないんですよね。と言っても私の音感は怪しいので、具体的な表現は出来ないのですが・・。
ハードカバー単行本にまとめられた「ドゥイノの悲歌」。 ★★★☆☆
あらゆる詩の中で、独特の存在感で際だっているひとつが
「ドゥイノの悲歌」。
それが独語原文と共に1冊にまとめられ、
訳者がゲーテ、ニーチェ、ヘルダーリンなどで著名な手塚富雄氏というのが
この本(アトリエHBによる単行本)の魅力。

A5サイズのハードカバー。
原文と日本語訳は分割して収められ、
間に訳者による2段組で5ページの解説文がある。
これは詩の成立過程を記したもので、詩そのものの解説ではなく、
そういったものは本書にはない。

北イタリアのアドリア海に面したドゥイノでの最初の霊感、
10年後アルプスのローヌ渓谷にある
中世に立てられた塔にこもったリルケを訪れたヴァレリー・・。


原文が掲載されているのは嬉しいが、
見開きのなかに、右ページが日本語、左ページがドイツ語という形で
完全につきあわせてほしかった。

日本語の級数がやたらと大きく、
原文が小さい。

不安と力強さ ★★★★★
 『マルテの手記』とならぶリルケの主著。
 人生に対する不安を歌いながらも、どこか力強さを感じさせる。
 なお本作はアトリエHBより新装版が出ている。そちらにはドイツ語の原詩がついているのだが文庫版の詳細な訳注・解説が削られている。
ぼろぼろになるまで頁をめくった ★★★★★
リルケの著作の中では「マルテ」よりも後世に与えた影響は大きい。ハイデガーやアガンベンをはじめ、いろいろなところで引用される。十の悲歌よりなるが、詩歌の中でも思弁的な要素が強いせいか読みやすい。無常の存在である人間として生まれた詩人は何によって生きていくかということを問い、詩人はさまざまな委託に答えて言葉を発していかなければならないという強い宣言みたいな詩の数々。人は何を認識できるか、人の世界はどのように開かれているか、人の愛はどこに向かうべきか、そういったものに対するリルケの考え方が展開されており、良い意味で哲学的である。たとえば第八悲歌などは動物の世界と人間の世界の違いについて思いをめぐらしており、この問題意識はアガンベンの「開かれ」に通じる。とにかくいろいろな問題群をはらんでおり、それでいて読みやすい。手塚富雄の訳はもちろんのこと、注釈も絶品だと思う。詩歌の解説でこれ以上隅から隅まで読んだものは他にない。
ドゥイノの悲歌 ★★★★★
まず本そのものが美しいので、見た瞬間嬉しくなってしまいました。活字が大きくて読みやすいとは言え、内容は決して簡単なものではありません。人間の存在のあり方を求め続けたリルケの、苦しんだ過程と、その結果たどり着いた世界を歌い上げているのですから。でも「人間はどうして生きるのか」と悩んだ人ならば、全部とは言いませんが、彼の考えに共感出来ると思います。ドイツ語を学んでいる私には、原文が付いているのも嬉しいです。詩って、意味は訳でもわかりますが、原詩が持っている音感やリズムはなかなか伝わらないんですよね。と言っても私の音感は怪しいので、具体的な表現は出来ないのですが・・。