１度通して聴いて、いいアルバムだなあ、と素直に思いました。なんというのか、明菜ちゃんのアルバムはいつも明確なコンセプトがあって、今度はどんな明菜を聴かせてくれるのか、と楽しみなんだけど、これは１曲１曲がそれぞれが独立した楽曲に思える（歌い方の違い？）ほどバリエーションに富んでいるのに、ちぐはぐな印象は全くなく、すごく”かっこいい”アルバムに仕上がっていると思います。久しぶりにオリジナルアルバムを買ってみたら、やられた、って感じ。

　アイドル歌手だったからか、その能力を正当に評価されていないと思います。こんな素晴らしいアルバム作れる女性歌手なんて、今の日本にそうそういないでしょ。この人は元アイドルなんかじゃなくて歌手なの、歌手。力強く歌う『花よ踊れ』も好きだし、林田健司のコーラスの入った『GAME』も好き。『落花流水』は雰囲気が違うと思いきや、まったく違和感なくとけ込んでる。最後の『Grace Rain』なんて、ほんとぞくぞくする。もっとたくさんの人に聴いてほしい。相変わらずの素晴らしい歌、生で聴きたいなあ。

いいですよーーー！
買って損なし。これはアタリです。

カッコイイ!の一言で、このアルバムは出来上がってます。

最近の明菜のオリジナルアルバムの中では、統一感、サウンド、コンセプト、などなど、何処を取ってもキラーン☆と光ってます。

俺の中では、中森明菜という名前には、一つのブランド感を感じてなりません。

安っぽい服をセレブに着こなすような、中森明菜には拍手を贈りたいですね。

いいアルバムに出会えました。

「紅夜-beniyo- 」と「LOVE GATE」のノリは今までの明菜にない新しさ。「嘘つき」はせつない曲想と明菜の高音がきれいで背中がぞくぞくするほど。「眠れる森の蝶」のリズムも最高。「GAME(Album Version)」は何度聴いてもラテン調の曲と明菜の歌い方がはまってすごくいい。「花よ踊れ(Album Version)」と「落花流水(Album Version)」はシングルで先に聴いていて、それほど大きなアレンジの違いはないがどちらも好きな曲。明菜の声もよく出ている。

これまでも明菜はノリのいいアルバムを出していたが、歌い方を暗中模索している感じがして今ひとつ声の出も良くなかったように思う。しかしこのアルバムでかなり吹っ切れたように感じる。星5つ。

１０年ほど中森明菜ＦＡＮを止めていたところに、このアルバムを聞いたら
良い意味で裏切られ、過去とは違った”アーティスト”中森明菜を見せつけ
られた気分だった。過去の明菜は引きずらず、新しい姿でまったく別人の
アルバムにも思えるほどだった。ノリが良い曲だったり、しっとり聞かせる
切ない愛の歌ありで、何度も何度も聴いてしまった。
過去の明菜を知らない人、過去の明菜は興味がない人も、新しい気持ちで
聴け楽しめる１枚になっている。ＦＡＮ受けしかしない代物ではないことは
確かだ。