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English Settlement (Lp-Facsimile)

価格: ¥1,656
カテゴリ: CD
ブランド: Caroline
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エクスタシ ★★★★★
XTC(というかパートリッジ先生)は実験大好きな科学者みたいなバンド。
常に時代との間合いを図るような部分があって、苦悩して、本作のような傑作を作るのですが、産みの苦しみが外から見えるバンドです。
とにかく推敲に推敲を重ねたであろう本作も、その偏屈なリズム感、メロディー感覚は、
ちょっと「あれっぽい音」と比喩しづらいものでありXTCのオリジナリティーここに極まれり、という感じでしょうか。
実験大好きながらも、マッドサイエンティストたり得ぬポップセンスは、まさに「English Settlement(英国的解決)」に基づくものであり、
ビートルズに比類するとも言われる本作はまさに彼らのベストワークかと。まだXTCを知らないって人も、この作品からがいいと思います。
 「1・2・3・4・5」はアンディのオーバータイムまでのカウントだった? ★★★★☆
 1982年リリースの名作、好セールスを記録したブラックシーとその後のツアーでの消耗からか、これまでの作品になかった枯れた雰囲気が全体に漂っている作品で、これまであまり前面に出てこなかったアコギが目立つ曲が入っているなど内省的な面が現れている。(次作でさらに顕著になる。)内容はアナログ2枚組でこのアルバムのために多くの曲が作られた。曲の質は高く、アルバムから落ちてシングルB面に採用された「ティッシュタイガーズ」「パンチアンドジュディ」「ブレームウエザー」などは「これもアルバムから外れるのか」と驚きを感じるほど出来の良い曲である。アルバムの楽曲は多彩で、当時はやっていたアフリカ音楽やネオアコ風があったり、「オールオブサドン」のようなバラードや攻撃的な「ノーサングズ」「ボールアンドチェイン」など飽きが来ない配列になっている。シングルになった「センシズワーキングオーバータイム」がトップ10に入るヒットになり、2枚組のアルバムのセールスにもつながったが、このヒットがアンディの精神や肉体の疲れをさらに深刻にしてしまい、ツアー中に倒れてしまい、その後のツアーはキャンセルされてしまい、勢いが失速してしまう。もしあのままアンディが持ちこたえていたらどうなっていたのだろう?ひょっとしたらU2やポリスのような立場になっていた可能性があったのかもしれないが、その後のビートルズ風ポップな作曲を考えると失速してよかったのかもしれない。PVを見るとこのころのメンバーはかっこよかったと思う。
誰かを救う音(おそらく) ★★★★★
世界の底を打ち抜くようなリズム、手が切れそうなくらいパンパンに弦を張ったギター、おそらくこわれてるシンセサイザー、そしてどんより曇った空から降ってくるキャンディーみたいな歌。プログレに捨てられて街をウロついていた僕を拾ってくれたアルバムの一つです。爾来20年余り、よく聴いたり全然聴かなかったりちょっと嫌いになったりまた好きになったり、常に身近にいる家族のような存在です。ほとんど全曲口ずさめるような気がします。
イギリスの80年代ロックポップ最高作。 ★★★★★
XTCの最高傑作と呼び名の高いアルバム。多少の異論があってもさほどブーイングは出ないはずだ。
なぜならここでXTCの音楽がどこの音楽にも属さないオリジナルなモノになり、アルバム全体の完成度も完璧だからだ。
それまで色々な実験をしてきた集大成的な作品でもあり、同時に歴史に残る作品でもある。

ライブ活動を一切止め、スタジオで凝りに凝りまくり、ライブでは演奏が困難なほど緻密な計算の元作られたような印象を受ける。
ここまでは時代を引っ張ってきたと言っても過言ではないだろう。
パンクにキーボードを早くから取り入れ、他から異端に見られるなか登場。

それからパンクに鋭いナイフのようなダブ処理をしメタリックな感触溢れる新しいダブ・パンク音楽を作り出す。
そしてここでXT!C独特のメロディとリズムによる完成をみる。
しかし、ここから彼らは自分達独自の道を歩み進める。あれだけ革新性があったのに、いきなり時代を遡り、サイケ道を極めてみたり。

と、時代とは無関係な位置に定着。それでも相変わらず素晴らしい曲を書き続けている。
しかし、ロックとは時代と常にリンクし、スリリングな音楽を求めている。
そういったものを踏まえるとやはりこのアルバムが歴史的に最高傑作と言えるのではなかろうか。

ALTERNATIVE ROCK,NEW WAVE ★★★★★
やっぱし、いま聴いてもいいわね。時間の経過を感じさせないね。リズム重視のヘビーリズムな部分はまだ残っておりやや過渡期的なアルバム。でもよおおおおく、聴くと新たな発見がある。裏技、かくし技、ひねり、独特のユーモア感覚がしみこませてあるから、わかりにくいわね。それに極上のメロディーだもんね。世界中にかなりコアなファンが存在するのがこのバンドの強み。『SENSES WORKING OVERTIME』は名曲。本格派なんだから好きなひとだけ聴けばいいじゃんね。
コミカルな味を持つ美メロバンド。   10点中9点