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志ん朝復活-色は匂へと散りぬるを と「おかめ団子」「茶金」

価格: ¥2,310
カテゴリ: CD
ブランド: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
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文句はないのだけど、少し違和感 ★★★★☆
 「おかめ団子」は、やはり、噺が出来すぎているという、いくらなんでも泥棒から婿さんに・・・という噺自体の不自然さを払拭できない。
 長生きされたら、何らかの工夫が凝らされたのではなかろうかと思うと残念である。
 「茶金」は、絶品である。ただ、これも、京都を舞台にしていながら、全部とは言わないまでも、標準語になっているのは、仕方ないとは言え、気になる。
 それを忘れさせるテンポのよさが救いであろう。
人情噺をさせたら… ★★★★★
「おかめ団子」…ほろりとくる噺をさせたら、志ん朝の右にでるものなし、と思わせる一席。下手をすれば、押し付けがましく、べたべた嫌らしくなりがちな「親孝行」という題材を、朴訥で優しい大根売りを実に上手く演じ、聞き手が「ああ、よかったな」と素直に思えるものに仕上げている。個人的には、ぎすぎすしたニュースや下世話なテレビ番組を観るのが嫌で、こればかり聞いている時がある。

「茶金」…本来、上方落語。舞台が京都なのに、登場人物全てが、江戸弁で話している。しかし、歯切れよく心地いい江戸弁が身上の志ん朝が演じるのだから、これはこれで成功していると言えるだろう。何より、それまでずっと江戸言葉で通しているのに、この演目での茶金の決め台詞一言のみ、京都言葉で発せられるのが良い。それだけで、爆笑してしまった。